hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

父と感謝

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

もうことは解決済みではあるのですが、父の親族の関係で大金が入ってきました。
私はの奨学金を抱えてまして、さらに家も父の借金があるので、当然父も返済しようというと思ってました。ですが父はギャンブル癖もあるため渋ってるような感じで子供ながらにとてもショックを受けました。
けれど説得もありほぼ私たちにお金をくれて、借金もほぼ完済できました。
なので父には感謝しています。言葉も伝えました。
でも父の大人になりきれてない感じがとても嫌なのです…
私も自分で奨学金は返そうという決意はしてました。
父は私たちにお金を渡したことが偉いと思ってるみたいで、、とてももやもやします。父の親族だから借金がなければもちろん父が全額もらってもおかしくないお金とは思ってます。

父も奨学金を返してたなら、まあ自分で返済して苦労してみなさい、と言われても納得できますが、父は奨学金がない状態で苦労してないのに子供には感情なしに平気で苦労させるのかと…
もちろんこの家計で大学まで出させてもらったことは感謝の気持ちはあります。
ただ、たまたま大金が降ってきてそれで父が私達にくれたことに関してどれくらい感謝すればいいのかわからないのです。
渡すのは親なら本能で子供のために当たり前だろうて思ってしまって…まだ親じゃない私が言うのもなんですが…
ことは終わっても気持ち面でもやもやが残ってしまいます。
結果がよかったのだから良いのは承知ですが、、
父は自分の子供なのに無関心なところがあるのでしょうか…どう向き合えばいいのかわからないです。
なにかご指摘お願いします。
長文失礼いたしました。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

誰にものでもないものを自分のものにしなければいいだけ

あなたのものでも父親のものでもないお金。
たまたまタナボタで入ってきたお金。
自分のものになる瞬間がある。
誰かのものになる瞬間がある。
そこを見極めましょう。
それが人間のわたくし化する意識。
所有意識なのです。
それを離れましょう。
何ものにも持たれなくなります。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうですよね、お金のことは今回はあまり深く考えず感謝の気持ち…だけを持ち続けていきたいと思います!

煩悩スッキリコラムまとめ