なかなか治らない対人不安について
はじめまして、20代女性です
ここには相応しくない変な質問かもしれません
私は精神科に7年ほど通っています
強迫性障害や不安障害など診断をされ、服薬と通院、カウンセリングの日々です
特に対人に関して問題があり、初対面では楽しく話せるのに2回目3回目と会っていくとどんどん恐怖が増します
同じ空間に人がいると頭の中で勝手に1人にターゲットを決めて、その人に対して過度に集中してしまいます
その1人がとてもおぞましいものに見えて「見られてたらどうしよう」「付き合ってしまったらどうしよう」と思考が暴走し止まりません
手が震え、息を吸いすぎて倒れそうになり頭痛もします
次第にそのターゲットの方向が真っ暗に見えてジリジリと焼けるような感覚がします
到底この状態では社会生活は送れず、高校は中退仕事はしたことがありません
そのことを病院に伝えて色んな療法などを試してきました
身近な所だと呼吸法もそうですし、作業療法や森田療法、認知行動、自分なりに社会復帰をしたくて習い事や塾や公共のサービスで人とお話しして治していこうと努力しました
しかし症状は一向に治らず、頼りの担当医師には「どうすればいいかね〜」と言われてしまいました
そんなときに仏教の本を手に取り、自分の思考の暴走と重ね合わせてみると少しだけ気が楽になるような気がしました
特に気になったのは「慢」の心です
慢の心が私の対人を不安にさせているのではないかと思ったのです
過去の体験などから人に対して過剰に反応してしまうのですが、もしかしたら、仏教や禅の心を学べば少しは改善できるのではないかと思いましてここに相談させていただきました
一番にお聞きしたいのは対人の時の思考の暴走をどうコントロールしていくのか、どう対処していけばいいのかを知りたいです
よろしくお願い致します
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
せっかくなので
拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちはよくわかりますね。私もそう思うところはありますし、人間大なり小なり人間関係はうまくいかないものですからね。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
私たちにとっては自分自身が唯一無二のもののように思ってしまいます。ですから自分のことばかりにとらわれてしまいます。それはあなただけではありません。とはいえそのように自分にばかりああだこうだと考えてしまいますとどんどん人とのコミュニケーションをとることが硬直してしまったり恐ろしくなってしまいます。
人は実際には他人のことにはそれほど関心もありませんし、意識もしていませんし、人のことをいい悪いと評価もしていません。
人のことをあれこれと言ったり噂話をしても普通どんなに長くてもせいぜい3か月位しか持ちませんからその後は忘れ去られてしまうのです。そのような世の中や世界や社会の状況がある中であまりに人の目や言葉を気にしてしまうのはやはり煩悩であり幻想でしかありませんし、ありもしない幽霊に恐れているようなものです。
試しにあなたがどれだけ一人一人の人のことをその一挙手一投足を注意していられるでしょうか、例えば好きな方のことをどれくらいじっと見つめていられるでしょうか、嫌いな方への悪意や悪口をずっと言い続けていることができるでしょうか。
おそらく継続してはムリかと思います。
つまりは人はそれほど気にしていないのです。ですから人とのコミュニケーションでもあまり意識することでもありません、人と話していても次の瞬間には相手の方はあなたへの関心よりも別の方に移っていますし、全く違うことを頭の中では思い浮かべていますからね。
私たちの頭の中は沢山の風船が膨らんでいってあれよあれよと飛び続けて消えていってしまうようなものです。
その風船のようなものにしがみついていることはどうでしょうかね、いかがでしょうか。
ゆっくりと考えてみて下さいね。
あなたがきっかけとして仏教に関心を持って頂いたことはとても有意義だと思います。
せっかくなので仏教を学んでみて下さいね、仏教書を読んだりマインドフルネスや座禅体験してみたり、様々なお寺参りなさってご法話を聴いてもいいかと思います。
その中であなたの心にストンと落ちることやフィットすることも必ず見つけられますでしょうからね。
あわてないでゆっくりと学んでいって下さいね。
質問者からのお礼
風船という例えすごく心に入ってきました
仏教について学んでみようと思います
ありがとうございました!