母親への謝り方
一昨日母親の誕生日だったのですが、私はそれをすっかり忘れており、夕方に気づきました。兄二人も忘れており、それから兄たちも私も急いでおめでとう、忘れていてごめんなさいとメッセージを送りましたが、翌朝母から家族メールで「〇〇と〇〇(兄の名前)、電話してくれてありがとう。二人なら社会人としても安心。××(私の名前)は見習うべき」と来ていました。あの後兄達は電話したようなのですが、私はメッセージだけで済ませていました。私は母親から責められているような気がして、きちんと電話で謝るべきだったと思い、3回母に電話したのですのがいずれも繋がらず、3回目の電話の時は夜だったので家事や入浴を先に済ませ、後でかけ直すことにしました。その後電話が来ていたことに気づき折り返し電話すると、なぜ電話して来たのかと尋ねられ、昨日のことで謝りたかったからと言うと、どうしてすぐに折り返し電話しなかったのかと叱られました。電話しても出なかったから入浴や家事をしていたと伝えると、「謝罪より自分のことが優先なのか。それが人に謝る態度なのか、本当に悪いと思っているのか。普通本当に謝りたい気持ちがあるのならすぐに相手に折り返し電話するべきじゃないのか!」と怒られました。
その後再び電話で、
お前は本当に自分が悪いことをしたと思っていない、謝る気持ちなんか全くない。こじれるのが面倒だからとりあえず形だけ謝っておこうというタイプ。その気持ちが態度や言動にありありと見て取れる。あんたはいつもそう。兄二人にはそんなことなかった。少なくとも私の血ではない。
これは私が母から叱られる時にずっと言われてきたことです。でも私にも申し訳ないとか、謝らなければ、と思う気持ちはあります。
それと同時にもう面倒だし辛いしさっさと謝ってしまおうという気持ちもあります。特に母親の前だとそのような気持ちが顕著に態度や言動に無意識に出てしまいます。
それで母から叱られると何度も謝っているのに誠意が伝わらない、許されないということがよくあります。兄二人が怒られる時と違い私の場合は謝る度余計拗らせてしまうのです。
「家族でも相性があるし自分のことが嫌いならそれでいいが、産んだ以上社会に迷惑かけないように言うべきことは言う。でも何度言っても響かないのならこれ以上言わない」とも言われました。
もうどうしたらいいのか分かりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の生きたいようにしか生きられない
おそらくお母さんは、あなたを自分の思い通りの人間に育てられなかったのでしょう。それで辛く当たられるのではないでしょうか。人は自分の生きたいようにしか生きられません。無理をして相手に合わせていると病気になってしまいます。
あなたはあなたでいいのです。お母さんには、自分の思い通りになる子は自分の血だが、違う子は自分の血ではないという意識が見えます。それがお母さんの価値観の根底にあるのではないでしょうか。
お母さんと価値観の違いについて、とことん話し合ってみるのも一方法だと思いますが、話し合って分かり合えることは稀だと思います。決定的に合わないということがわかるだけかも知れません。
お母さんが言われるように親子でも相性があります。合わないとなると、乗り越えるのは相当困難です。折り合おうとするのではなく、お互いに相手の価値観を認めたうえで、深入りせず付き合っていくしかないと思います。
あなたには独立した家庭があります。深入りしてお互いが苦しんで生きていくのか、つかず離れず表面上の付き合いだけにしていくのか、あなたが判断して下さい。
追伸
お礼のご返事ありがとうございました。ご返事を読んで、もう一つだけ付け加えさせて下さい。家族同志というのは、必要以上に傷つけてしまうことがあります。犯罪の多くが赤の他人との間ではなく、家族間や顔見知りの間柄で多いことはご存じだと思います。なぜかというとお互いに遠慮がないからです。それが家族の良いところでもあり、悪いところでもあるのです。ただし家族間でも言ってはいけないことがあります。それは相手の存在を否定するような言葉です。そのことに十分注意して、もう少しお母さんの良いところを吸収するよう会話を続けてみて下さい。
質問者からのお礼
りゅうよう様
回答拝読致しました。一学生の悩みに真摯にお答えして頂きありがとうございました。
こういうことは周りの誰にも言えなくてずっと心の中でモヤモヤしていたのですが、聞いていただいただけで気持ちが楽になりました。
今まで私は母親に謝ることもできない親不孝なみっともない人間なのかとずっと苦しんできましたが、私は私でいいと言ってくださったことで、とても心が楽になりました。
しかし母の言っていることももっともで、私の態度も冷静に見つめ直したら母が傷つくのも当然ですし、最初からそこまで謝るつもりがないのなら無理して謝ることもなかったのだと思い、反省しました。私の人の顔色を窺う態度が余計に人を傷つけてしまっていたのだと今更ながら気づきました。
私は素直な性格ではないので、母の的を得た指摘にカチンときてしまいつい態度に出てしまうし、自分の思いを口で伝えることが苦手なこともあって、そういうつもりではないのに相手を怒らせたり傷つけてしまうことが多々あります。母は私と違って会話も上手で面白いし、言いたいこともはっきり伝えられるので、そういう性分も相まって余計母とはこじらせてしまうのかも知れません。
私と母親の価値観は違うし、どんな人間も分かり合えるのは難しいということ。でもそれをお互いに尊重し合うとまではいかなくても、 そういう考えもあるのだということを少しずつでも許容できるようにしていけたらいいと思いました。
まだ母に対する気持ちは整理がつかず、どうしたらいいか分かりませんが、いづれは自分の気持ちを何らかの手段で伝えようと思います。
本当にありがとうございました。
>追伸
りゅうよう様
追伸拝読致しました。
家族だから言えることもあるということは、分かっていてもこういうことがあるとうっかり頭から抜け落ちてしまうので、常に心のなかに留めておくようにします。
反対に家族でも言ってはいけないこともあるということも忘れないようにして、母との関係を自分なりに少しずつ見直していこうと思います。
本当にありがとうございました。