一人暮らしに耐えられない母について
はじめまして。
60代の母が初めての一人暮らしに耐えられず、同居を希望しており、どうしたら良いものか悩んでしまい、ご相談させて頂きます。
一人っ子、40代の私は半年ほど前に結婚し、実家を出ました。父は若い頃に亡くなったため、母と2人暮らしの期間が長くありました。
その間、私は一人暮らしをしたいと何度か考え物件を探したこともありましたが、その度に親戚の問題や母の体調不良などが起こり、実現しませんでした。
また、同様の理由で、結婚話を断念してしまったこともあります(相手の転勤に同行できませんでした)。
その一方で、実家にいることで生活費や家事等の負担が減っていたのは事実で、その楽さに甘えていた部分もあると思います。
ようやく夫と出会い結婚し、新しい自分の家での生活を持つことができ、嬉しく感じていたのも束の間、母が一人暮らしに耐えられず、鬱状態になってしまいました。
話を聞くと、とにかくひとりは寂しくて怖い、一緒に住みたい、とのこと。
その気持ちは理解できるので、確かに同居したほうが良い、という気持ちと、もう少し(本当はできるだけ長く)夫と2人での生活を続けたいという気持ちとで揺れています。
母は神経質な性格のため、実家での生活はいろいろと気を遣うこともありました。
その生活に戻ることへの窮屈さ、そして夫にもその生活をしてもらうことへの懸念もあります。
結婚できたことは幸せなことなのに、このような状況を引き起こし、とても悲しいです。
自分は新生活を楽しむ一方で、ひとりになった母へのケアが恐らく足りなかったことがこうなった一因だと思い、悔やんでいます。
夫は、どうしてもひとりが無理ならば同居するしかないね、と割り切って言ってくれています。
よって、母の意向か、私の意向か、どちらを私が選ぶか、という状況です。
厳しいご意見も含め、お考えをお聞かせ頂けましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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医師に相談しながら、通う回数を増やていく方向で
御病気が発症したのでしたら、いろいろと悩んでおられることと思います。
質問文を読む限りでは、今回の発症以前から、お母様は「はらぺ子」さんを支配・依存するような傾向だったように感じます。或いは、一種の愛着障害のようにも感じます。
鬱病の方を叱咤激励することが無駄であり、むしろ病気への対応として危険である。ことは、当然ご存じだと思います。同時に、鬱病患者の要求をすべて受け入れることは、本人の欲求を肥大化させることになるでしょう。
お母様にはお母様の人生が有り、「はらぺ子」さんには「はらぺ子」さんの人生が有ります。お母様を大事にしてあげていただきたいと私も思います。でも、そのことが、「はらぺ子」さんの全人生を犠牲にすることになってはならないと思います。同居すれば、お母様の望むことがどんどんエスカレートしていくのではないでしょうか?当面は、医師の診察には同行し病気に関する情報を共有し、可能な範囲でお母様の様子を見て、お世話をしていきましょう。病状には個人差があるので一概には言えないかもしれませんが、鬱病であっても自分の身の回りのことは或る程度自分で出来ると思います。同居することで、依存の欲求が高まる可能性もあると思います。
無論、今後10年先、20年先には、健康状態も周囲の状況も、変化していきます。独居が難しくなり、転倒や火災等が危惧されるようになったら、同居も考えざるを得ないと思います。
無論、