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これから

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有り難し有り難し 16

はじめまして。わたしは20代前半ですが、今までたくさんの過ちを犯してきました。
法に触れるような事はありませんでしたが、人を傷つけたり、自分を大切に出来ませんでした。
学生時代の自分はとても嫌な人間で、人の悪口を言ったり自分をアピールして認めてもらうことに必死でした。
ですが、自分ではここ数年自分を客観視できて、落ち着いた人間になったと思っていました。しかし実際にはその間にも後悔するような選択を取ってしまいました。

真の意味で自分の過ちに気付けたのはここ数ヶ月の事です。

ハスノハでは過ちに気付くことができたから大丈夫、気づけない事の方が恐ろしい、これから改めて行けばよい。という回答をよく見かけます。
ですが、自分のしてきた事は、きっとしない人は生きてる中でも1回もしない事もあると思うのです。
最初から判断できなかった自分は結局愚かな人間で、反省し改めてもそういう人たちと同じにはなれないのかな、と思ってしまいます。

正直、もっと早く間違いに気づきたかったです。
仏教では過去に執着せず、今を切に生きる事が大切であるとこちらのサイトで学びました。
しかし、分かってはいてもつい後悔してしまうし、過去に対する不安で身心ともに酷い不調に度々見舞われてしまいます。

過去の反省を生かし生きていくことを前提として、不安に苛まれず生きていくにはどうしたら良いのでしょうか。
また、今までの嫌な自分とは違う優しい人になるにはどのようなことを心がけるべきでしょうか。

ご教授頂ければ幸いです。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分だけではなく、他者にも。

ご質問ありがとうございます。

人は誰しも過ちを犯すものです。
それに気付き、生活をあらためられたとのこと、何よりでございます。

これから心がけるべきことは、やはりこのまま同じ過ちを犯すことなく、生活していくこと、そして、その気持ちで今度は自分のためだけではなく、人のために善いことをすることだと思います。
自分の出来ることでいいんです。
ボランティアをすることもいいでしょう。
人に笑顔で接すること、微笑むこと、優しい言葉をかけること、手を差し伸べること。
自分の心身と相談しながら、どんな些細なことでも良いので、善いことをしてみてください。
自分のためではなく、誰かのために。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

眼鏡和尚 様
早々のご回答をありがとうございます。
罪滅ぼしのつもりでよい行いをしようと思いがちですが、結局それは自分が救われる為ですよね。
そうではなく、心の底から人のために何かできるようになりたいです。少しずつできることをして、真の意味で他者のためによい事を進んでできる人間になれるよう努めます。
暖かい具体例まで示してくださりありがとうございました。出来ることから毎日がんばります!

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