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実母との考え方が違いすぎる。

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私には84歳の母がおります。母は社会で言う良妻賢母をつら抜いてきた人ですが、私もある程度大人になった頃から、母の良妻賢母は家族のためでなく、自分を高く評価してもらいたいための手段なのだということに気づき始めました。故に、自分の考え方に合っていないことや自分自身が理解できないことを私や家族が行うと、自身の考えを社会の正論の如く振りかざして責めてきます。
私の結婚の時も、今の夫が地方出身者であるだけで、価値観が違う、結婚とは〇〇であるべき、などと自分が社会の良識であるかのように様々に非難し、亡父がどうにか収めたということもありました。
その姿勢は今も変わりません。故に親戚にも相手のここが社会的におかしいとか、過去親しかった方々にもあの考え方は間違っていると言って、疎遠になってしまいました。
私は、その目的が何であれ、母が私を健康に生み育ててくれたことについては感謝しています。でも、母の価値観や考え方は私のそれとはかなり異なっているとも感じています。
特に、去年秋のある出来事のために、私は母と距離をおいています。このコロナ渦でひとり暮らす(車で10分くらいの所に住んでいます)母のことが気にならないわけではありませんが、今は声を聞くだけでも、その声を思い出すだけでも、何か恐怖心のようなものが込み上げてきます。
私はひとり娘なので、今後介護といった問題も発生すると思われますが、母とのことをどのようにしたらのかわかりません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

違いが有って当然。違いが苦しいのはなぜでしょう。

ご相談拝読しました。

お母様との関係にお悩みなのですね。感謝はしつつも価値観や考え方の違いに戸惑いがあり、現在は距離を置いているのですね。

お話しをお聞きすると失礼ながらなかなか強烈なお母様の様にお見受けします。しかしどうでしょう…長年の関係を経てここに来てお母様に違和感を持つというところには何があるのでしょうか。

時間はかかりましたがようやく親子という関係の枠を超えて一人の人間同士として向き合えたということなのかもしれません。

そこで苦しさを感じるというのはお母様が強烈なのはもちろんですが、そのお母様と張り合おうとしてしまうものがあなたにもあるのではないでしょうか。

お母様は言ってももういい御歳です。老いてなお益々云々ということもあるかもしれませんが、これからどんどん衰えていく相手です。

形だけ上手いことおだてながら受け流す術を持てないでしょうか。何か言われても

「はいはい、おっしゃるとおりでございます。お母様が正しいです。でも私は私のしたいようにします。もう私も〇〇歳よ。」

という感じで。

ここまで歳を経たお母様が変わるというのも難しいのが現実でしょう。それならばいかにしてあなたが対処するか。真っ向勝負で受け止めきれないのであれば受け流してしまいましょう。

もちろんそうした対処も限界がありますから無理せず程よい距離を保ちながらで良いと思います。
現実にはもうあなたの方が社会的にも体力的にも上でしょう。ならばあえて競り合う必要はありません。「(花を持たせてやるかあ…)」とあえて敬いの姿勢で臨めないでしょうか。

昨年秋に何があったのかわかりませんが、ここまで苦しさを感じるということはあなたの方にも力みがあるということです。グッと踏ん張って力んでしまっているものを手放せたらよいですね。…そう簡単にいかないのは承知の上ですが客観的にはそのように感じたところでした。

またいつでもご相談ください。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
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質問者からのお礼

早速にお返事をありがとうございました。確かにおっしゃる通りかと思います。そのようにうまく受け流せる時もありますが、それが難しいこともあり・・・もう少し関係を見直してみます。

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