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死ぬことがとても怖いです。

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

死ぬことが怖くて、そのことだけが頭の中で渦巻いています。

死に至るまでの過程についてはそれ程まで怖くありません。
お迎え現象が私にも来てくれたら嬉しいなというだけです。

ただ、死が怖いです。
死んでしまうと自分の意識がなくなってしまう、愛する人と会えなくなるのが恐ろしいです。

死後の世界があると信じたいですが、自分の意識は脳があるからこそ成立しうるもので、死んでしまったら脳はなくなってしまいます。
そうしたら自分というものはなくなってしまうと考えてしまいます。

そう思うと死が恐ろしくて堪らないです。
80までいきたとしてもあと50年。
その50年があと50年しかないと考えてしまいます。

死が怖いです。

けれども、ずっと死を恐れて生きていくよりも死をポジティブに受け入れて生きたほうが人生を充実できのでは?と思っています。

ただ、死についてあまりポジティブな意見を見ることができません。

死についてポジティブな意見をいだけませんでしょうか。
また、死後の世界があるかどうかということにも意見を聞きたいです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人道の死は、ビッグチャンス!!

寿命が尽きる(死ぬ)と、天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道という六つの世界【六道】のどこかへ行き、またそこで寿命が尽きれば、また次の世界へ行く。これを【輪廻転生】といいます。今、私達は「人道」にいるわけですが、寿命が尽きれば、またどこかへ行ってしまいます。「天道」つまり天界で、セレブでリア充な生活をしている神々でさえ、寿命が来れば地獄へ真っ逆さまという事もありえます。というか、すでに世界の頂点にいるということはもう転落しかありませんね。天の神々にとって【死】は我々以上に深刻な問題です。

"死についてポジティブな意見を"
さて、6つの世界のどこかに生まれては死に、死んでは生まれるというサイクルから脱出する方法が、まったくないわけではありません。つまり、二度と「死ななくなる方法」です。しかも、それは今我々がいる「人道」でしか達成できません。今生でこれを獲得しなければ、天文学的な年数を経巡ってまた「人道」に戻ってくるまではおあずけです。

あなたはまさに今、千載一遇のビッグチャンスの真っ只中におるわけですが、人道においての【死】で唯一のポジティブな面があるとすれば、それは今生が【解脱】のチャンス!!という点でしょうか。

さあ、みんなで一緒に解脱を目指そうか!!

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【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...
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お迎えがきます

拝読させて頂きました。
そうですよね。死は私も怖いです。本当にどのようになるのかわからないですからね。
あなたがそう思うのももっともなことです。あなたのお気持ちを心からお察しします。
お経典には仏様が亡くなられた方々や迷っている方々を全てお救いなさって下さいます、そして仏様のもとにて誰もが一切の迷いや苦しみから救われて心清らかに円満にご成仏なさると記されています。
私たちはかけがえのないこの生命をあまたの方々から頂き、あまたのものから育まれて生きています。
そしてその与えられた天寿を全うする時には必ず仏様がお導きなさって下さり、沢山のご縁ある方々やご先祖様方々が優しくお迎えなさって下さいます。
その時にならなければ本当はわからないかとは思いますがどうかそれまでご自分のことや人生を大切に生きて下さいね。

ちなみに私ね母が亡くなっていく時には母の目の前には仏様や両親や夫である私の父や親族の沢山の方々が母を迎えに来ていました。周りの私たちには見えませんけども母は沢山の方々に呼びかけていました。ですから母は沢山の方々が迎えに来てくださっていました。
まあ亡くなるほんの前には今までの人生が走馬灯のようによみがえってきます。とても懐かしいこともあれば反省することもあるでしょう。普段忘れていても必ずよみがえってきますからね。

どうかこれからも1日1日を大切になさって生きて下さいね。

あなたがこれからの人生を心豊かに充実して生きていかれますようにと切に祈っておりますね。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご回答頂きありがとうございます。

お迎えのお話して下さってありがとうございます。
まだ身近の人の死に触れたことはありません。もしかしたら自分が先に死ぬのかもしれません。
けれど、その時に悔いの残らないよう日々を過ごしていきたいです。

また、人道にいる今が解脱するチャンスとのことでしたので、解脱について調べて行こうと思います。

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