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自分を愛するとは?

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よく、自分を愛してあげましょうと聞きますが、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?

今、会社に行けない日があって、出勤できない自分がとても嫌で情けないです。行く気はあるけど、お腹が痛くなったり目眩がします。

こんな自分を、どうやって愛すれば良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏様は自分(私)を慈しみ憐れむ

はじめまして。亀山純史と申します。
一般に「自分を愛する」と言えば、その主語はこの「私」です。でも、仏教の見方に立てば、主語を「仏様」にすることも可能です。(もちろん、「私」を主語にして考えることも可能です。)そして、仏教では「愛する」という言葉よりは「慈悲」という言葉を使います。そうすると、「自分を愛する」という言葉は、「仏様は自分(私)を慈しみ憐れむ」と考えることが出来ます。『維摩経』には「衆生病むが故に、我また病む」と説かれていますが、これも「仏様は自分(私)を慈しみ憐れむ」ということに繋がる言葉でしょう。
体調が思わしくなく出勤できない日があっても、仏様はそのようなあなたを見捨てることなく、慈しみ憐れんでおられるのです。
以上が私からの回答です。出勤できない日があっても、決して自己嫌悪にならずに、静かに仏様に手を合わせて生活をしていきませんか。

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有り難し
おきもち

hasunohaを訪れてくれた皆さん、こんにちは。私は浄土真宗本願寺派の僧侶です。令和6年3月に、公立高校の教員を勧奨退職しました。その後、縁あって、令和6年4月からは「まちサポ雫石」というNPO法人のお手伝い、また、令和6年10月からは公立高校の非常勤講師をしています。 浄土真宗における僧侶は、仏さまの教えに生き、その教えを伝える者であり、人を悩みから救う能力を有した者ではありません。人の悩みを救う救いの主は阿弥陀さまです。ですので、hasunohaにおける私の回答では、仏さまの教えに救われているこの私の生き方、考え方を、皆様にお見せするだけです。そして私自身、お答えできるご相談の範囲はそう広くはありませんが、皆様のお役に少しでも立てればと思い、回答させて頂いております。

質問者からのお礼

ありがとうございました。
お礼が遅くなり申し訳ありません。
時間が経ち、環境が変わったこともあり仕事で嫌な思いをすることはなくなりました。
私自身が変われた所もあるのかなと思います。

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