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罪への向き合い方と、親に話すべきか

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1週間ほど前に相談した内容と一緒に見て頂けると幸いです。

私は過去にネットで大きな過ちを冒してしまいました。
私は今まで明らかな誹謗中傷は避けてきましたが(死ね ブス きもいなど)、それらの言葉を使っていてなくても、少しでも悪意があれば相手の自尊心を突いてしまったり、不快な思いにさせてしまうことがあるんだということに気付かされました。

私はその事に心の底から猛反省し、相手の方には謝罪して許していただきました。
そして私はSNSを断ち、二度と同じ過ちを繰り返さないと誓いました。
それでも罪悪感が凄くて苦しかったので、この前hasunohaやその他の相談サイトで相談させていただきました。

その時、過去に執着しすぎず、今後過ちを繰り返さないように前を向いて生きなさい というようなお言葉を多く頂きました。

それから約1週間、私は前よりも人にかける言葉を優しくしたり、人の手伝いをしたりして、新しい自分に生まれ変わろうと務めました。

でも、それでもまだ、自責の念に駆られて、ずっと心が苦しいままです。

被害者の方が今幸せに過ごされていますようにと願って、自分のアカウントはもうありませんが、たまに被害者の方のアカウントを少し覗いて、幸せに過ごされているかどうか見てしまいます。

忘れてるだけで、もしかしたら他にも人を傷つけてしまった過去があるかもしれないと不安になったり、全て自業自得なのに、今後訴えられたり、復讐されたりして家族を巻き込んでしまったらどうしようと不安になったりします。

自分が1番悪いのに、自分の今後のことが1番心配になる。
そんな自分に気づくと余計に自己嫌悪が増します。最悪です。

何より1番辛いのは、親や友達が私がこんな人間だと知らずに、○○は本当にいい子だねっていつも親切にしてくれることです。
周りからの暖かい対応がとても心苦しいです。
そんな資格あるのかと思います。
そこで私は、今ここに書いたような自分の気持ちを全部、信頼している親にも話そうか悩んでいます。少し楽になるかもしれないです。
でも悲しませたくないです。

他サイトで相談したら、親を巻き込むな、罪悪感を背負わせるな、罪を背負って生きるというのは1人で苦しむことだと言われました。

やっぱり話さない方がいいのでしょうか。
また、私は今後どんな気持ちで何をして生きていけばいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の弱さを伝え、克服する姿を見てもらいましょう

 過去に自分が行った行為を振り返り、反省し、繰り返すまいと決意する。立派だと思います。

 私は御両親に話した方が良いと思います。いや、ご両親だからこそ、話すべきだと思います。やはり一番身近にいる方で在り、この先の人生でも大きくかかわっていく方々です。過去の行いを反省し、過去の自分を改めようと決意し、改善に努めている現状を、説明しましょう。

 人間の決意も覚悟も心も、移ろいやすいものです。ですから、神仏に誓を立てる場合も多いです。昔の武士は武芸向上の修行の成就を神仏に祈願し、神仏への帰依と寄進を誓約すると同時に、もし其の誓を破った時には罰を受けることを誓約しました。その際、起請文という文書を神仏に差出し、強い誓約の気持ちを示しました。
 必ずしも、文書を差し出す必要はありませんが、ご両親に今までの経緯を説明し、恥ずべき行為をしてしまったことをご両親にも謝罪しましょう。今は反省し、同じ過ちを繰り返さないよう努めていることを説明しましょう。


 今は強い気持ちで過ちを繰り返さないよう、努めています。でも、いつ魔が差さないとも限りません。恥ずべき行為を繰り返さないため、どうか私を見守ってください。道を外さないよう、導いてください。

このように伝えれば過去の過ちは許してくれると思います。反省と決意の気持ちを認めてくれると思います。

 もし、ご自宅に仏壇があるなら、仏壇の本尊様とご先祖様に同じように誓ってください。起請文のことを説明しましたが、神仏に誓うことも大事です。

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親に聞いてもられるなら。

過去分も読ませて頂きました。

随分と反省や後悔をされています。
もう、自分を許して次へ進まないといけないと思います。

相手の方には、謝罪したのですから、その時点でそのことは終わっています。
終わっていないのは、はすのはさんご自身です。
このまま苦しみ続けるのか、それともここで一旦終わらせるのは、あなた自身で決まることです。

こうして、SNSで告白することも、そしてアドバイスを頂くことも一方法かもしれませんが、親にお話をすることで解放されるならそれも方法かもしれません。
自分の行ったこと、そして今の心境、そしてこれからのことを気いてくれる人、特に親はとても重要です。
と同時に、身内に話をするということは、自分の味方になるということです。
知ってくれているというのは大きな力にもなります。
はすのはさんのお話を聞いてくれる親はとても素晴らしい方だと思いますので、自分のしたことを離す。とても勇気のいることですが、それができれば、今の苦しき悩みはほとんど解消されるでしょう。

又、お話ください。

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