回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
是非
Wikipediaによると、
「「神前結婚式」という形式が明確となり、一般に広まったのは、1900年(明治33年)5月10日の皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)と九条節子妃(後の貞明皇后)の結婚式がきっかけである。」
「1892年(明治25年)に浄土真宗本願寺派の藤井宣正が東京白蓮社会堂に結婚式を挙げ、各宗派において仏前結婚式が普及される。」
とあります。
8年ほどですが、神前式に比べると、仏前式の方が歴史が古い事になります。日本でキリスト教式の結婚式が普及したのは戦後の事ですので、仏前結婚式が「伝統的なものではないし、歴史も新しい」という認識は誤りかと思います。
仏教徒の方には是非仏前式で結婚式をしていただきたいものですね。ご本尊さまや、ご先祖様の前で式を挙げるなんてステキだと思いませんか?
誰に誓いをたてるか
どなたに対して誓いを立てるのが良いかという問題ではないでしょうか?
仏、日本の神々、キリストの神、あるいは人に対してであっても、結婚という重大な判断をする事を意思表明するわけですから、信頼できる相手に誓いを立てるべきです。
つまり仏様に対して誓いを立てることが一番良いと感じるなら仏前結婚がいいかと思います。
しかしこれはあくまで儀式の意義から考えた場合です。教会の雰囲気がいいとか、ドレスを着たいとか、いろんな要素がありますから、パートナー様と相談の上、何を重要視するかを考えて判断して下さるのが一番良いかと思いました。
大切なのはご自身のお気持ちかと思います
ご質問有難うございます。
拝読させていただきました。
難しい問題で、さぞお悩みの事と思います。
確かにお寺の方がお寺で結婚式を挙げられるのは、至極当然ですが、そうしないといけないかというと一概にそうではなく、自然とそうなるものです。
お寺にいますと、毎日、仏さまにお給仕をします。
結婚式とは、その仏さま・ご先祖さまに結婚される伴侶を幸せにしますとご報告する場です。
それと同時に、他の寺院や檀信徒の方にもお披露目する場。
もし、僧侶として、今後住職としての役目を志されるのなら、お寺であることがこれ以上にない場所になるでしょう。
問題なのは、ぶりさんのお気持ちです。
参考にならないかもしれませんが、大切なことですね。
質問者からのお礼
小林様
誰に誓いを立てるかの問題で、仏教徒であるから、仏式結婚式をあげなくてはならないわけではないのですね。私個人としてはキリスト教式に憧れがあります。
太田様
私は住職後継者でしたが、病気により、住職にはなれません。確かに住職の結婚式となると、仏前が多い気がします。
光輝様
わざわざWikipediaで調べてくださりありがとうございます。私も、神前結婚式が、大正天皇の結婚式に習ったものというのは、知っています。その8年前に仏前結婚式があったというのは、知りませんでした。ですが、キリスト教式はもっと古いのではないでしょうか?一般に普及したのは戦後とはいえ、もっと歴史は古いはずです。神式にしても仏前にしても、始まったのは明治という近代なので、キリスト教に対抗するために作られたものでしょうね。日本の伝統的な結婚式は、人前式でした。祝言ですね。ですから、神式も仏前も歴史が浅いことは、事実と思います。仏前に至っては、一般認知度はほとんどないのではないですか?