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勉学の心得

回答数回答 2
有り難し有り難し 12

私は三日坊主になりがちです。
今回は勉学やスポーツを続ける心得みたいなものを聞きたいです。

私は勉強で難解すぎて理解できなかったり、量が多すぎて進まなかったりすると、ストレスで現実逃避を2週間ほどしてしまいます。

その間、ゲームをしたりネットサーフィンしたりと、とにかく勉強してる難解な分野を考えないように朝から晩まで没頭してしまいます。考えたりすると、胃にくるみたいでキリキリと痛みます。私はフリーターなので、割と自由に過ごせる分、没頭すると止まらないです。

それでネット中毒になり、頭の回転が遅くなり記憶も落ちた頃にまたやりだすので、全然進まないのです。

やる気はそこそこあるけれど、ストレスに弱すぎるんです。忍耐、根性論の風当たりが厳しい今日ですが、まさに私にはそれらが必要だと思ったりもします。

それともう1つ、私は趣味がありません。でも前々からいいなと思ってたけど金銭的な理由で諦めていた個人スポーツの道具や本を最近ようやく手に入れました。もし勉強が限界で暇つぶしに逃げても、ネットよりは健康だろうと思ったのもあります。

それで完璧主義な性格から上達のため練習メニュー(筋トレやジョギングなど)やメンタル面、身体の知識、栄養学まで多方面に調べたのに、ふゆの寒さに耐えられず怠けてしまい、続きませんでした。自分でもショボいと思います。

お坊さんは真冬にほぼ裸で冷水かけたり、なにも摂取しないまま一週間程座禅?したりする修行から、分厚い本とかを暗記したり(イメージ)大学でたりと、すごく大変でそこから三日坊主という言葉が作られるほど厳しいのだと、足りない頭で想像して、どうやったらそれらを乗り越えられる人になれるだろうと思い質問に至りました。

長々とすみません。出来れば勉学のストレスとどう付き合えばいいかのヒントなどの具体的なものから、物事に対する忍耐の養い方などをお教えくださると嬉しいです。

よろしくお願いいたします!


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

難解であってこそ、学ぶ価値があります

 ドンペリジャイアントさん、こんにちは。家事もこなし。年下の御兄弟たちのお世話しながら、勉学にも励もうとしておられる姿勢は素晴らしいと思います。どういう分野を勉強するかによって助言内容もより具体的に出来ることも有りますが、私の人文系の勉強の拙い経験から申し上げさせていただきます。


勉強で難解すぎて理解できなかったり、量が多すぎて進まなかったり

こういう経験は、ドンペリジャイアントさんに限らず、誰もが勉強する過程でぶち当たると思います。私が経験した人文系(法学部、仏教学部、公務員の大学校)の勉強に関して言えば、それぞれの分野の用語とそれらを用いた文章に慣れるまで結構苦労します。何回読んでも頭に入らず、理解が進まず、やる気が失せそうになることも多かったし途中で放り投げてしまった科目もありました。

 勉強を登山に例えれば、山脈を尾根伝いに縦走するようなものかもしれません。最初なだらかな登山道を歩んでいたらとんでもない断崖絶壁が目の前に出現。苦労に苦労を重ねて何とか乗り越えると平坦な登山道が続き、一つ目の峰の頂上に到達。そこから登山道を下り、次なる峰を目指して進むとまたまた断崖絶壁が目の前に。と言う事の繰り返しだと思います。何回断崖絶壁を乗り越えるかで達成感も異なるでしょうし、到達地点も異なるでしょう。
 断崖絶壁を回避して、回り道して登る方法もあるかもしれません。しかし、回り道して到達できる峰もあれば、回り道では到達できない峰もあると思います。「学問に王道なし」という諺がありますが、乗り越えなければ先には進めないと思います。天才的な頭脳の持ち主でもない限り、誰もが経験することだと思います。
 登山では、基礎体力と登山の技術の両方が求められると思います。勉強でも、中学高校で学んできた基礎学力も無視できません。

 壁にぶち当たって、当たり前。基礎体力が弱い者は、基礎体力を鍛えながら登るしかありません。不器用な人間は他の人よりも手間暇を掛けて登るしかありません。「難解すぎて」と感じることは本当に辛いですね。でも、難解だからこそ、学ぶ価値があるんだと思います。壁を乗り越えるのは辛いけど、何回かやっていると「次なる壁か。ようし、今度も越えて見せよう。」と思えるようになりますよ。
 

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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そんなにスラスラといくものではない

トンベリジャイアントさま

こんにちは。
私も本を読んでいて理解できないと、すぐに眠くなり、寝ちゃいます。
私の場合、やらなきゃいけないというわけではないのでそれでもいいのですが、躓いたときは基本に戻ることが一番だと思います。
六年生の問題で躓いたとしたら、3年生ぐらいに戻ってみる。

私が読む仏教的な本は、わからないときは、分からないのでそのままにしておきます。

そもそも、そんなにスラスラと進むものではないのだと思います。コツコツ積み上げて壁にぶちあたって、乗り越えたと思ったらまた壁。
たまには元にもどってみたりして。

そういうものだとわかっていたら、そう状況が来ても、それも含めて受け入れられるのではないでしょうか。

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有り難し
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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す...
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