毒親に洗脳されている主人
主人と離婚するべきか、我慢するべきか悩んでいます。
主人の母親は所謂毒親で、結婚当初から私たちのプライベート全てに首を突っ込み私たちをコントロールしようとしてきました。
結婚式から始まり(式の場所、日にち、呼ぶ人数、内容など全て姑の思い通りにしないと結婚を許さないと言われました。結局姑の地元で、姑の誕生日に、95%姑の知り合いを呼んだ式をしました。)、私たちの土日や連休の使い方も、子どものことも全てに口を出し、周囲にはいかに私が悪い嫁で、自分が優れた姑だという話を散々話していると、義姉から聞きました。
主人はこの姑から生まれたとは思えないほど、優しい人です。最初はヒステリックに自分の要求を私にぶつける姑を見ながらも黙って下を向いているだけでしたが、徐々に体を震わせながら、意見を言ったりしてくれるようになっていました。
主人は、「こんな母親ですまない。自分も子どもの頃からヒステリックに自分の要求を押し付ける母親が嫌いだった。でも、母親が叫びだすと、体が震えて何も考えなくなるし、産んでくれた恩もあって鬼になって絶縁することはできない。」とよく言っていました。
最近はコロナの影響で姑の干渉が増してきました。月に2回は九州から東京に上京し、私家族で過ごそうとします。そんな中、主人の祖父が亡くなりました。(私も数回だけあったことがあります。)
私は家族の健康が大事なので、家でお爺さんに手を合わせたいと主人に話したのですが、主人は子どもも含めた私たち家族で九州までいき、大規模なお葬式をやるつもりです。姑は周りのことなど一切考えないので、予定では100人は呼ぶのではないかと言われています。祖父が存命中、主人を含めた主人の家族が祖父を労ったり、気遣う場面は私の知る限り全くありませんでした。一人暮らしで寂しがる祖父の電話を残りの家族でストーカー呼ばわりしていました。
私は主人の考えが少しずつ姑の方に傾いているのが、とても怖いです。お葬式のことで文句を言ったら、黙れと近くにあったドアを蹴飛ばし、ドアが壊れました。
ずっと、私が逃げたらこの家に主人を置き去りにすることになってしまう、主人が永遠に逃げられなくなってしまうと思って我慢してきましたが、もう無理かもしれません。
考え方や、行動でも、どうか私にアドバイスをいただけないでしょうか。助けてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ご主人であり、息子である
こんにちは、初めまして。
義母さんのこと、ご主人との間のことでお悩みだと思います。
離婚、或いは我慢ということころで逡巡されているようです。
確かに、あなたが言われているように、かなり過干渉の部分はあるし、他者に嫁の悪口を言うなど宜しくない部分もあります。この他にもリストアップしていけば、離婚の理由付けには十分な量が挙がるかも知れません。
ただ、あなたが我慢するということを選択するならば、そこには一定の再考が必要な部分はあると思います。
あなたはご主人がとても優しい人と言われています。しかし、その一方であなたが毒親と呼ぶ母親からの影響を非常に強く受けた人でもあるのですよね。
恐らくご主人が「絶縁」しきれない、と言うその心境は相当複雑ではないでしょうか。一般的に見て母親の目余る部分を感じる、だから内心辟易している。しかし、優しい人だからこそ親孝行という気持ちが消えない。あなたにも、母親にも優しくしたい。けれどもなし得ないジレンマに煩悶しているのではないでしょうか。
ご主人にとって毒がつこうがつくまいが、親なのです。親子なのです。そして、どこかで三方丸く収まる事を優しい人だからこそ願うのでしょう。
あなたはご主人に「お葬式のことで文句を言った」ようですね。ご主人はかなり御立腹だったとのこと。昨今の情勢を考えれば遠方へ行くことは躊躇しておかしくありません。
ただ、ご主人は板ばさみになっている心情を、あなたが無理解であると感じたから怒ったのではないでしょうか。
あなたは、「主人の考えが少しずつ姑の方に傾いている」と考えられているようです。先程から述べていますが、ご主人はそんな彼我、敵味方を分けるような考え方をそもそもしているのでしょうか。
そういったすれ違いが、今回ご主人の心中を苛立たせたのではと思います。
それでもやっぱり我慢ならない、というのも一つの選択です。
一方、ご主人の複雑で、一見矛盾した心に寄り添っていくのも夫婦としての一つの在り方でしょう。その場合は、我慢という名前では呼ばないでしょうが。
ご参考まで。
感情だけで判断しないで、計算して
まず、人間の悩み苦しみの原因は、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩であること、煩悩は誰にでもあることを冷静に見ましょう。
旦那さんにも姑さんにもあなたにも、それぞれに、やりたいこと・嫌なこと・手抜きしたいこと・妥協したくないこと等があります。
みんなそれぞれの心に凸凹があるのです。
それを冷静に受け止めたうえで、お互いにガマンしあって慈しみあわなければ社会生活が円滑にいかないことも理解してください。
そこまで考えたうえで、それでもあなたにとって辛抱できっこない状況なら、離婚もやむを得ないでしょう。
まさに「性格の不一致」です。
もしもあなたが、姑さんや旦那さんと同じような価値観の人で、姑さんの要求を平気へっちゃらでこなせるスーパーレディであれば、家族円満なはず。
でも、そうはならなかった。
性格の不一致だから仕方ありませんね。
姑さんにも旦那さんにも煩悩があり、完璧な仏様みたいな人格ではないでしょうけど、犯罪者みたいな極悪人ではないのですから、あなたと性格が合わなかっただけです。
ただ、お子さんがいらっしゃるなら、離婚のメリットデメリットを計算して、感情だけで判断しないようにしましょう。
ちなみに、お葬式に100人以上来るのは、珍しくはありません。
私たちはたくさんの人とのご縁の中で生活できているのですから。
質問者からのお礼
ありがとうございました。