生きる意味について
昨年亡くなった母の死がショックで先日「かけがえのない母の死、死について」でご質問させていただき回答いただいておりました。
お坊様方からいただいた回答を読み返しながら日々頑張っていこうと思いましたが、今まで両親の介護と仕事、家庭を両立させていたせいか毎日一生懸命頑張っていたのに父そして今回母が亡くなって気が抜けたようになってしまいました。
どうしても母の死に間に合わなかった悔やみ、亡くなった時の母の顔、今までの思い出が蘇り悲しくて仕方ありません。今まで自分を守ってくれた父母の介護をするため自分なんか結婚しなくても構わないとまで思っていましたが、縁があってひっそりと結婚をし夫と別居して母の世話をしていました。その後、母の容態が段々と悪くなり寝たきりとなり施設や病院も転々とし、順番待ちでようやく入れた施設が勤務地から遠く母は私が職場から駆けつける途中で亡くなってしまいました。一人ぼっちで逝かせてしまったことが悔やまれ、それでも仕方ないとは思いつつなぜもっと近い施設に預けることが出来なかったのか、私が結婚すると一人になるのではないかと心配していた母が私が結婚したことがショックで病気が悪化したのではなかったかと自分を責め続けてしまいます。
その結果心の病になってしまい、たった一人の家族の夫にも心配をかけ残業後で疲れているのに夜中に私が疲れて眠るまで付き合ってくれました。
そんな夫にこれ以上心配をかけたくないし、以前のように家事をこなしたいのに料理も作れなくなりご飯も食べれなくなってきてしまいました。
今は生きているのが楽しくない、何のために生きているのか、夫を楽しませてあげたいのに食事や旅行に誘われても以前のように行く気が全くしない、生きがいが見いだせない、生きる意味が分からないのです。
これは、長年一生懸命勤務してきた人が退職して呆けてしまったという話をよく聞きますがそれと一緒なんでしょうか。
それはどのようにして乗り越えていけば良いのでしょうか。ご教示をお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
時間薬が効いてくるまでしっかり悩んでください
悩むのはいいことだと思います。
悩むことがあったからこそお釈迦様も出家されて考える人間、行動する人間になることができたのです。なにがあってもへこまない人なんていません。
親を失ったショック、出来なかったことの後悔、墓に布団も着せられずと思って思い悩みます。
そういう状態を癒やしてくれるのが時間という薬です。
時間が経てば次第に冷静になってきて落ち着くものです。
世の中に肉親を亡くなさなかったひとはひとりもいない。
後を追って死ぬ馬鹿もいないのが普通です。
自分も必ずいずれ果てていくのです。
楽しくない、なにもしたくないと思ったら、納得できるまで休んで自分や環境をよく見つめるんですね。
そのうちに自分がなにをすべきか気づくことでしょう。
ご主人に尽くさなくてもご主人は文句も言わない。
とても贅沢に時間が過ごせるあなたは恵まれたいい身分なんですね。
この時間を堪能してみてください。
質問者からのお礼
時間薬ですか。深い回答をありがとうございます。
時間薬が効いてくるまで時間はかかりそうですが今は悩んでいていいのですね。考えてばかりいるせいか気が立って疲れきっていましたが、今は無理せず出来るだけ休める時には休んで早く落ち着ければいいなと思います。ありがとうございました。