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諦めるべきでしょうか?

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はじめて相談させていただきます。
現在1年半程、僧侶の方とお付き合いさせて頂いています。
お互い物事をはっきり言う方なので衝突することもありますが、共通の趣味もありなんでも話せて仲はいい方だと思います。
年齢的にも将来を考えるようになり、お盆明けに今後のことを話すことになりました。
婚活している中で出会ったので、当初から何年もかけて長くお付き合いする予定ではなかったので結婚するか別れるかの2択です。
その中で具体的に結婚と考えると私に対して不安なことがあると彼に言われました。
それは涙脆く精神面で弱い部分です。
一般の職業の人の奥さんとは違い、お寺に嫁ぐとなると精神面が強くないと務まらないと言われました。
彼には兄弟がおりますが、だれが跡を継ぐかは現状決まっていない状態です。
万が一自分が継ぐことになった場合、私にも協力してもらわないといけないので、精神面が不安で決めかねてるようです。
お寺の奥さんになった場合、大変なことは覚悟しないといけないとは思っていますが、それでもこの先も彼と一緒にいたいです。
私の気持ちは彼には伝えているので、今彼は悩んでいるようです。
彼は僧侶でなければ、この先も一緒にいたいと思ってくれているみたいです。
悩んでいる時点で、彼の中では答えが出てしまっているんじゃないかと思うと、毎日連絡を取っていますが、こんな楽しい日々がなくなってしまうと思い、悲しく感じてしまっています。
私にはやはりお寺の奥さんには向いていないでしょうか?
彼との今後を諦めるべきでしょうか?
周りにお寺関係の方がおらず、わからないことが多く、複雑な気持ちで毎日を過ごしています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

涙脆いことは、決して弱点ではありません。

 他の人の悲しみに共感し、共に涙する心は大事です。四摂法(ししょうほう)の4番目の同事にあたると思います。同事とは、相手の立場に立って考え、行動することです。悲しみ苦しみに打ちひしがれている人に寄り添い、共に悲しみ、共に苦しみ、共に涙することです。

 同情し涙を流してあげることは良いことですが、感情に溺れてはいけません。これが大事なことです。悲しいからと言って、後追い自殺しようとする人に共感していたら、命がいくつ有っても足りません。周囲の人々の喜怒哀楽に共感しつつも、冷静さも必要です。共感しつつも、悲しんでいる背中をおしてあげることも必要です。
喜び受かれている人が足を踏み外さないよう、支えてあげることも必要です。檀家さんたちの気持ちに寄り添い共感しながら、上手く応援し上手く軌道修正してあげることだ、大事です。
 でも、そんなこと初めから上手く出来る人なんていません。最初は上手くいかなくて当然です。でもね、お寺に嫁いだら同事を実践しよう、という志だけは持ってください。そういう志を彼に伝えて下さい。彼の家族に伝えましょう。

 お寺は檀家さんの喜びも悲しみも共に分かち合う場だと思います。涙脆いことは、決して弱点ではありません。感情に溺れず、現実をしっかりと見据えて、檀家さんたちの気持ちを寄り添い、慈悲心のある行いに努めましょう。

追記
コメント、拝読しました。拙い回答ですが、お役に立てれば幸甚です。説明内容の根拠として「同事」という専門用語を使用しました。飽くまでも、こういう教えがあるんだなと理解するために知っていただきたいとと思い、書きました。でも、普段は専門用語を使用すると、知ったかぶりしているように受け留められかねません。「檀家さんたちと喜びを分かち合い、悲しみを分かちあいたい。だから、檀家さんたちの悲しみを知って、もらい泣きするかもしれません。」という言い方で気持ちを伝えれば、良いと思います。どうぞ、頑張ってください。

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質問者からのお礼

吉田俊英 様
お盆前のお忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございます。
じっくり読まさせていただきました。
年々涙脆くなり、彼の前で泣いてしまうこともありました。
その度に心配をかけていたと思いますが、弱点ではないと言っていただき、胸が軽くなりました。
感情に溺れず、周囲の人々に寄り添えられるような人になれるよう努めていきたいと思います。
彼ともしっかりお話しようと思います。
ありがとうございました☺

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