自死した息子への思いについて
お世話になります。
息子の49日を済ませたところです。
長男でしたが「きちんとした子に育てなければ」との思いから厳しめに育ててしまいました。ダメ出しをすることも多かったと思います。亡くなるまでの3年間は引きこもりでした。本当は友達とも遊びたかったのに寂しい時間を過ごしていたのだろうと、亡くなってから気付きました。
今、生前の息子を思い出すのは「辛い思いをさせてしまった」「苦しかったんだろうな」と言う姿ばかりです。もちろん、楽しく過ごした時期もあったし、とても頑張って夢をかなえた経験もしています。
息子は精一杯生きたと認めてあげたいと思っています。私の中の息子は輝いていた時の明るい息子でいてほしいのですが、ネガティブな姿ばかり思い出してしまいとても辛いのです。どのように気持ちを持てば、穏やかな優しいままの息子の姿を思い出にできるのでしょうか?
自分の気持ち次第だとは思っているのですが、ご助言いただけると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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息子さんを、丸ごと認めて差し上げて
本当に筆舌に尽くしがたい苦しみであろうかと思います。
辛かろうと思います。
もう、亡くなられてはいるのですが、人間死んだら終わりではありません。今一度息子さんとの心の繋がりを見つめてみませんか?
輝く楽しげな息子さんだけが、息子さんでしょうか?楽しげでない息子さんは嫌いなのですか?
どのような息子さんであれ、だいじな可愛い息子さんではありませんか?
悲しい姿で思い出したとしても、その息子さんを心の中で有りったけの愛情を持って抱きしめて差し上げてください。
思い出の中の息子さんに対しても、こうでなければならないとは思わず、とにかく心でその思い出を丸ごと抱きしめて差し上げてください。
自死も悲しいことではありますが、息子さんがそれこそ自分の命がけで選んだ人生の最期であったのだと、責めずに認めて差し上げてください。
短い人生を、いろいろ経験して喜んだり、悲しんだり、苦しんだり、して精一杯生き抜いた息子さんを認めて差し上げてください。
そして、息子さんが亡くなっていても、変わらず愛していると心の中の息子さんに伝えてあげてください。
そして、自死という選択をしてしまったことで、後悔して苦しんだりしていたら、自分を責めないで仏さまについて行きなさいと心の中で伝えてあげてください。
そして、貴女も自分のことをもう、責めないでください。
それが一番の供養になるのではないかと私は思います。
もし、不愉快な言葉でしたら、本当に申し訳ありません。お許しください。
息子さんのためにも楽しく生きる!
ご質問拝読いたしました。
お辛いですね。
成人していても
子どもは子どもです。
何があっとも守ってあげたかった!
守ってあげられなかった。
というあなたのお気持ちが、
強く強く感じました。
愚僧も人の親、
涙ぐんでしまいまた。
でも亡くなった息子さん、
愚僧と同じ気持ち
なんじゃないですかね。
お母さまの深い愛情、
感じてますよ。
間違いない、
強く深い愛情。
母さん!ごめんなさい。
弱い俺で
生きられなかったんだ。
反省の言葉が聞こえて、
きそうですよ。
人には人の寿命があります。
息子さんは短い寿命を、
選択されたんです。
今世の学びは、
必ず来世に活きます。
活かせるように、
こちらの人間が、
応援してあげるんです。
応援とは何か、
供養です。
供養とは何か、
おもてなしの気持ちです。
息子さんが好きだったものを
命日にお供えする。
これが一番大事ですよ!!
息子さんも、
ご自身も、
家族も絶対に責めない。
そんなことされたら、
息子さん浄土でキツいですよ。
誰のせいでもない。
たまたま今回の寿命だったんです。
あなたが輝く、
楽しく明るく生きる、
そのことが、
そのことが、
息子さんへの何よりの、
御供養です。
母さんも辛いのに、
頑張ってるんだよね。
俺も魂の修行してみるよ。
自発的に芽生え、
気付きがあれば、
しめたものです。
どうか乗り越えてください。
お祈りしていますよ。
あなたなら大丈夫!
mikeさんご自身の仏縁を結ぶきっかけかも
mikeさん、息子さんの辛く苦しかった側面が思い出されて前向きな気持ちになれないのですね。思うことがございますのでお話させていただきます。
息子さんがお亡くなりになられて、49日が立つということで、日常の生活も取り戻しつつあり、忙しさよりも寂しさが感じられる時期なのではないでしょうか。そのような中、心情的に前向きになれない方が自然なのかなとも思いました。前回のご相談よりmikeさんのお宅は浄土真宗と伺っております。この際、ご主人と一緒に近場のご寺院の法要・法座等に参加してみてはいかがでしょう。ゆっくりとご自身や周りの環境を見つめなおすことが、安心を得るきっかけとなるかもしれません。
質問者からのお礼
この度は温かいご回答をありがとうございます。
花山雲吉様。 私自身が楽しく明るく生きること。それが息子への供養になるとのこと。何より 息子が全ての苦しみから解放されることが今の私の願いですので、輝く私を息子へ見てもらうべく頑張って生きようと思います。
西原慎治様。 今まで、菩提寺の法座の案内もありましたがご高齢の方ばかりが参加しておられ、二の足を踏んでおりました。次回は参加してみようと思います。そして、自分を見つめなおすこと、実行したいと思います。
悟東あすか様。 「悲しい姿の息子も大切な息子」目から鱗でした。そのように考えたことはありませんでした。どんな状態であれ、大切な愛おしい息子であることにかわりはありません。苦しんでいた時の息子を思い出したとしても、心の中で抱きしめてあげたいと思います。
自分だけでは考えられなかったご意見を頂き、相談して良かったと思います。
少しずつ、前を向いて歩きだせたらと思います。今回は本当にありがとうございました。