こんな自分に嫌気がさしています。
周りが見えずにいつも一点集中してしまいます。
周りの意見やアドバイスも耳に入らず
自分の気持ちが先走ってしまい、
色々な人が繋いでくれたご縁を
自分勝手な行動で絶ち切ってしまい
気が付いた時には、後悔しか残りません。
職場の人に紹介してもらいお付合いを
するようになった彼も、私の自分勝手さ
思いやれなかった事から別れてしまい
半年以上経ちますが、未だに後悔しています。
悪いのは自分ですが、気持ちを引きずってしまい
塞ぎ込んだ気持ちに耐えられなくなっています。
自分勝手な行動で良くして頂いてる
職場の方や友人を
裏切るような形になってしまい、
いつも親身に話を聞いてくれた関係が
崩れてしまいました。
和解はしたものの、自分の中に
壁ができてしまい以前のように
話せなく本心を打ち明けられなく
なってしまいました。
今は仕事に行くのもしんどいです。
こんな事の繰り返しばかりで
自分に嫌気がさしています。
もっ生きやすく前向きに
なりたいのですが、気持の切り返しが
できません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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自分を責めているのは良心?損得勘定?
自分の性格が引き起こしたトラブルって本当に落ち込みますよね。失敗から学ぶことはありますが、痛い目にあっても性格まではなかなか直らないもの。嫌気がさすのも分かりますが、まずは長いおつきあいをしていく覚悟を持ちましょう。
ある喫茶店に立ち寄ったときのこと。常連っぽい男性客2人がマスターと熱心に競馬やパチンコの話をしていました。そのときドアがカラン♪おじいさんが入ってきました。入るなりマスターや常連客たちとこんな会話をし始めました。
おじいさん「そんなデカい声で一体、何の話しとるんだ?」
男性客A「反省会!(笑)」
マスター「競馬とパチンコのね。当たらん当たらんってね(笑)」
おじいさん「反省するのは結構だが、何を反省したんだね?」
男性客B「隣に座った人が大当たりしとったもんだから、あぁ、隣の台に座っておけばなぁと反省しとったんよ。」
おじいさん「キミらは真の反省をしておらんなぁ」
(全員ワッハッハ〜)
この会話、私は非常に面白いと感じました。男性客Bさんの反省と、おじいさんの言わんとした「真の反省」、その違いは何でしょう?
最初は「なんでこんなことしたんだろう」と反省したつもりで「あれがああだったらなぁ」「あっちにしておけば…」と出てくるのは後悔と愚痴ばかり。気持ちを切り替えたところで「次はもっと上手くやってやろう」と。
私はおじいさんの言葉から、そのような「全く懲りていない」私たちの性根を教えられたような気がしました。
さて、相談者様が何に対して後悔しているのか。整理してみましょう。ちなみに「自分勝手な行動」の中身はあえて問いません。
後悔のポイントは2つです。1つ目は、彼の心を傷つけ、職場の方に迷惑をかけたことに対しての反省。この気持ちが起こるのは、あなたの奥底に良心がある証拠であり、真の反省です。
2つ目は、自分がマイナスになった結果に対しての反省。今回のケースでは、こちらはあまり良い反省ではありません。結局のところ、自分勝手な損得勘定で自分を責めているのですから。
偉そうに聞こえるかもしれませんが、これは私の手痛い経験から学んだことです。
気持ちを切り替える前に、自分自身に自分勝手な反省を突きつけていないか考えてみませんか?嫌気が差している側の自分が一体何者なのか。良心なのか、それとも利己主義なのか。その正体をよく見極めましょう。