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海外在住中のパワハラ

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今年の4月より海外赴任している者です。

赴任先は海外子会社企業で、日本人赴任者は私以外には上司と同僚の2名です。

同僚より引き継ぎを行っているのですが、引き継ぎのやり方が不親切、強引、説明不足で非常にストレスがかかっております。また、事あるごとに嫌味や人格否定の様な言動もあり、現在心身共に不調を感じております。

一度上司にパワハラではないか相談はしてみたのですが、「なら会社に訴えるのか?」「いいけど会社にはいづらくなるよ?」といわれ、以後この件について相談出来るような雰囲気ではなくなってしまいました。

今は一人でストレスと不安を抱えて途方にくれています。

頼れる人間関係もおらず、孤独と不安で潰れてしまいそうなのですが、なにか心構えで事態を改善出来るような方法はありますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

殺されてたまるか!の覚悟

1.同僚のパワハラ
2.それを止める力のない上司
3.その上司を見張れない海外赴任という閉鎖的な環境

非常にまずい状況ですね。逃げ道が見つかりません。

孤独と不安でつぶれそうな相談者様のお気持ちはいかばかりでしょうか。

しかし、不安と孤独に陥っている暇はありません。あなたの生存・尊厳を守るために今は必死で知恵を絞るべきです。

心構えを持つとするならば、「殺されてたまるか!」という覚悟を決めることでしょう。生存をかけたサバイバルです。

私ならば、頭の中で作戦会議を開きます。まず事態を改善するための方針をたてます。

大まかな方針でパッと思いつくのこれぐらいです。
①覚悟を決めて戦う・抵抗し続ける
②表向きは従い続け、心をシャットダウンして生きのびる
③交渉材料になりそうな相手の弱みを見つけ、有利な立場を確保する

その方針から、どうすれば自分が生き延びる確率が高いかを吟味します。

次に具体的な状況を想定し、実戦で使えそうな戦術や対応策を準備します。

上手くいかなかったときのリスクを想定しておくことも重要です。危ない橋は渡らない。もし渡るとしても、リスクを受け入れる覚悟で。そうでなければ残るのは激しい後悔です。

自分の殺気を相手に気づかれないよう注意するぐらいの心境になればもうあなたは無敵です。

ただし、心をシャットダウンして無敵になるのは恐ろしい副作用もあることをお忘れなく。今後の自分にも大きな負担がかかります。その心構えもしておきましょう。

…なんだか僧侶らしからぬ回答と思われるかもしれません。しかし、特殊な例とはいえ、暴力や権力に抵抗する宗教もあったのです。一向一揆や本願寺などの歴史にもあるように、支配者に搾取され、階級社会にふりまわされる現実に対し、多くの民衆が阿弥陀仏の平等な世界に共感し救いを求め、立ち上がりました。必死にその時代に生きていた人々の存在を思うたびに、私は「こんなことで死んでたまるか」と奮い立ち、励まされる気がします。

上司や同僚なんかに負けないでください。あなたならきっと上手くやれます。

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有り難し
おきもち

1979年名古屋市生まれ。 真宗大谷派の僧侶です。
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質問者からのお礼

伊藤様

ご回答ありがとうございます。
まさに逃げ場が無いと自分で追い込んでしまっているのかもしれません。

アドバイスの通り、強い気持ちをもって対処したいと思うのですが、なかなか上手くいっていないのが現状です。

本当に悩ましいです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ