自分のせいで友達が
息子が苦しんでいます。
前回ご相談したことの続きです。
息子とA君はいつの間にか仲直りしていました。あっけないものです。
しかし…
息子に暴力を振るったお子さん(A君)が、あの事件から2週間ほど経ったあたりから、日に何時間か支援級へ行っているようです。
支援級の受け持ちの先生に連れられて、支援級のクラスに入っていくのを息子とクラスメートが目撃したとのことです。
担任の先生は生徒たちに何も話してないようです。
担任の先生に毎日提出するノートの日記欄に
「A君が支援級に連れていかれるのを見た。もしかしてあのこと(A君が息子に暴力を振るったこと)が原因なんだろうか。もしそうであれば、A君は僕たちの仲良しの仲間なのだから、絶対に普通のクラスにいれるようにしてほしい。」
と書いていました。
先生からの返事は
「あのこととは関係ないから安心してください」
とありました。
一旦それで納得したようですが、日が経つにつれて、やはり自分とのことがあったからなのでは?との思いが拭えなくなってきているように見受けられます。
先生が関係ないと書いていたし、無理やり支援級にやられるということは無いんだよ、今まで通り仲良くできたらいいねと息子に話しましたが、それでも悩んで表情が冴えません。
A君は来年度からは完全に支援級に移るようです。息子が本人から聞いたそうです。A君は行きたくないと言っているようです。
自分がA君から暴力を振るわれた時に、怒ってしまったからこういうことになったのでは無いか?
と、担任の先生に何度も普通級へ残してほしいと直談判しているようで、それでも何も変わらないことに無力感を感じています。
もう決まったことなのだから…とわたしからも言っても、頭では納得しても心がついていかないようなのです。
わたしは親としてどうするべきなのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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そのままを聞く
灯燈さま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します。
前の問答も読ませて頂きました。
息子さんとA君が仲直りしたのは良かったですが、そのA君が支援級に行くことになり、息子さんが悩み苦しんでいらっしゃるとのこと。息子さんのそういった姿を見るのは、母親として悩ましくつらいことでしょうね、お気持ちお察しいたします。
中学の途中から支援級に移るということは、何かしらの障害があってのことでしょう。前回書かれた息子さんへの接し方や暴力も、それに起因するものだったのかもしれません
灯燈さんが仰る通り、無理やり支援級に入れられる事はありませんし、望んでも入れない場合もあると聞きます。以前から、A君の保護者と学校で綿密な打ち合わせがあり、進んでいることなのでしょう。
A君が息子さんに暴力を振るった2週間後、ということであれば、その件は支援級に移る引き金にすらなっていないでしょう。おそらくもっと前から進んでいたことなのだと思います。
……とは言っても、息子さんは悩んでいるわけです。
仲の良いA君が支援級に行ってしまう…そのことがショックで、受け容れられない状態なのでしょう。
前回のご質問と同じように、今回も灯燈さんが息子さんの話に耳を傾けてあげることが大切なのだと思います。耳を傾けるというのは、相手の「気持ち」に寄り添うということです。
つい「A君のことは、あなたと関係の無いことよ」と言いたくなると思いますが、それは実は、息子さんの気持ちを否定することに繋がります。息子さんの気持ちを受け止めるには「自分のせいでA君が支援級に移るかもしれない、そう思うと苦しいのね」と、そのまま聞いて差し上げるのが良いかと思います。
母親を「おふくろ」と言うのは、家族の悩み苦しみを受け止める袋のような役割だから、と聞いた事があります。ぜひ息子さんの「おふくろさん」になってあげてください。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございました。
アドバイス頂いたように、息子の話を聞き、寄り添いたいと思います。
どうもありがとうございました。