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もう疲れました。生きてるのが辛いです。

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私は人が聞くと「いいところに勤めてるね」と言われるお堅いところに勤めています。

ただ職種が自分にはあっていない現業系の仕事でおまけに同じ職場の事務系の人たちから蔑まれています。

最近でこそハラスメントの風潮や私自身の年齢もあり露骨に馬鹿にされなくなりましたが、勤めはじめた頃は宴席などで随分嫌な思いをしたものです。しかし同僚の低俗ぶりをみると言われても仕方ない自分も十把一絡げなんだとも思い、あきらめてました。

実は今のところに勤める前もお堅い法人の事務職をしていました。辞めた理由は今となれば私のわがまま。辞める理由も必要もないのに変な意地をはって辞めてしまったのです。

今の仕事は父もやってました。仕事のやりがいや人からの評価より、趣味に生きそこそこの給料をもらえればその方が自分にあっていると思ったのですが蔑まれる辛さは、想像以上でした。

現状を打開しようと何度か人事異動もしましたが場所を変えても同じ事でした。そのうえ事務所の統廃合等で私の職種の異動先はなくなってしまいました。数年前実施された事務系職への変換試験も受けましたが面接で不合格。その面接はいわゆる圧迫面接で、それがきっかけで今まである種の敬意をもっていた事務系職の人達に対し不信感をもつようになりました。

面接だけでなく「同僚は差別されてるけど自分は違う。だいたい前の仕事が同僚達のような現業系と違うんだから」と十把一絡げと言いながらも自分だけは特別視されているという考えの甘さからくる反動もあったのだと思います。

今年他界した母は「せっかくいいとこに勤めてるのになんでお父さんのやってる仕事に変わるの?」と転職に反対だったのですが、今となっては母の忠告を聞かず目先の楽をとり転職した事を、後悔しています。

コロナウィルスや災害等で苦しまれている方の事を思うとなんて恵まれた環境だとも思いますし、いい歳して何を甘えてるんだとも思います。

でももう耐えられない。毎日毎日が苦痛です。子供がまだ就学中。家のローンも残っていて辞めたいけど、辞められない。

虚言癖が有名で暴力的な同僚の顔もみたくない。事務系に馬鹿にされ無視されるのにも、もう疲れました。

いっそ消えてしまいたい。休みは朝から帰宅後も、毎日酒浸りの日々です。

甘ったれた悩みで申し訳ありません。どうすれば良いのか。よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ず、あなたの方向性を決めて

こんにちは、初めまして。
これでの経緯を丁寧にお書きくださっていますね。

大まかに言えば、今の苦境は前職を「わがまま」で「辞める理由も必要もないのに変な意地をはって辞めてしまった」ことよって招いたことである、そして今事務職、現場職どちらにも居場所がなくて辛いということですね。

私は、あなたのキーになるのは、「仕事のやりがいや人からの評価より、趣味に生きそこそこの給料をもらえればその方が自分にあっていると思ったのですが蔑まれる辛さは、想像以上でした」という一文にあると思いました。

あなたは、自分の人生のメインをどこに持ってきたいのですか。

辛いことがあるけれども職場での給料はそこそこで、趣味に生き、家族との時間を大切にしたいという方向性ですか。

趣味などのことよりも、職場での環境や給料についてが自分にとって大きな問題である、という方向性ですか。

それとも、全部上手くいかせたい、という方向性ですか。

あなたの文面からは、ご自身の苦境については多く書かれていますが、自分の生活の主軸をどこに置きたいというお話が出てきません。

あなたの方向性を今一度、ご自分に問うてみて下さい。

さらに言えば、あなたは「同僚の低俗ぶり」と他者を見下す一方、「自分だけは特別視されているという甘さ」という高いプライドがあなたの心を大きく占めているように感じます。だから、「蔑まれる辛さ」「事務系に馬鹿にされ無視されるのにも、もう疲れました」というように蔑まれる(と自分で思っている)ことが耐えられないのではありませんか。

現場職に生きざるをえないと判断すれば、一度胸襟を開いて同僚と交わってはどうですか。「低俗ぶり」という視線は、これまで相手にも伝わっていたでしょうから、これを一度リセットするつもりで。

また、趣味に生きる、家族に生きる、というのであれば給料は下がるかもしれませんが、思い切って環境を変えるというの手かもしれません。

いずれにしても、あなたが自分の行く末をどう決めていくかにかかっています。

追記
お礼コメントありがとう御座います!
お役にたてれば何よりです。

お辛いこともあるでしょうが、何かありましたらまたご質問下さい!
お大事に。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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ご質問文拝見しました。

岐路ですね。
お酒で身体こわす前に。
職場のストレスで心を病む前に。

家族と話し合ってもっと負担の少ない仕事に変わった方がよいかもしれないですね。
我慢を続けても今より状態が悪くなったら仕事どころではなくなります。

ローンはリスケジュール、こどもさんは児童手当を使わず貯めておく。
という方向も一案です。

あるいは、職場の声や他者の態度はスルーしてお金のためと割り切る方法もあります。

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質問者からのお礼

ご住職様 アドバイスしていただきありがとうございました。

ご指摘を受けよく考えてみますと前職を離職した時と同じ状態に陥っている事に気づきました。

つまりまたわがままで辞めようとしているという事です。

自分の中にいい加減な事をして低脳な同僚より自分の方が認められて当然だという傲慢さやそれを見抜けない事務方や管理職は無能だというような間違えた考えがあるのだとわかったのです。

そういう態度だから人が離れてゆく。それもこれも仕事のせいだという間違えた考え。

いい歳をしてほんとうに情けない。本当に悩んでいたのは辛い辞めたい辞めたら食べていけない、ではなく、辞めても同じ。どうせまた後悔するのにまた辞めたいと思ってる。どうしよう。だったと気づかせていただきました。

ご住職様のご指摘のおかげで自分の悪い癖を思い出させていただき本当に感謝しております。

私の悪い癖。一時の苦しさから逃げて辞めて後悔する事。そして未来を悲観し起きるかわからない事を案じ現実から逃げる事。

今この一瞬を大切にもう一度考え改め生き直してみたいと思います。

本当にありがとうございました。

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