サラリーマンを辞める勇気
子どもの頃に抱いていた夢や、いまやってみたいと思うこと。
それらは全て、私が現在営んでいる生活からはかけ離れています。
人に管理されたくない。
適当にやっている人の仕事まで手伝いたくない。
自分の仕事だけ済ませて、定時に帰りたい。
同じ職場だからという理由で、気も合わない人と付き合いたくない。
プライベートを邪魔されたくない。
等々、職場に不満を抱えながらも環境を変えつつ会社員を続けているのは、サラリーマンを辞める勇気が無いからです。
いつかは自分の人生と向き合わなければならないと思うけれど、それをずっと後回しにしているのです。
子どもの頃、学校に行きたくないと思いながらも、親を困らせたくないと思い、嫌々学校に通っていました。
それが、大人になっても変わらず、会社に行きたくない、つまらないと思いながらも、嫌々通っている。
私はその頃からずっと変わっていないのです。
色んな生き方をしている人の本を読んだり、会社員とは違った生き方をしている友人に話を聞いたり、自然や他の生き物を手本にしたり…
でも、結局そこから抜け出すことはできない。
それは、私に勇気が無く、どこか人目を気にしているからだと思います。
一度、思い切って歩合の仕事をしたことがありました。その時の、収入がない不安、お金がない惨めさ、失望の目で見られる辛さは、できればもう味わいたくありません。
それに、このようなご時世でも仕事があるということ、毎月決まった額の給料が貰えるということの有難さ、会社に頼らず生きることの大変さもよく分かっているのです。
それでもつまらない不満や愚痴が出てくるのは、自分の人生を生きていないからだと思います。
今日が人生最後の日だとしたら後悔する。毎日、そう思って生きています。
どうしても新しい人生に踏み出せない自分、勇気が持てない自分を変えたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
【選択本願】選び棄てる
サラリーマンを続けるのもいい。
サラリーマンを辞めるのもいい。
安定を優先するのも結構。
リスク覚悟でデカい夢を負うのも結構。
ただ、消去法的に妥協妥協で暮れていくのはつまらない。
できれば、何事も明るい選択をしたいものですね。
あらゆることを想定し、信念を…
拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。
新しい人生を踏み出せずに、悩んでいるのですね。
結論から申し上げますと
「まず新しく挑戦する上での未来に起こるあらゆるリスクを考えて、それに対しての対処方法を考えます。」
この時点で対処法が思いつかない場合には、恐らく失敗をします。
また未来は、何が起こるか分かりません。想定外のことも平気で起こります。
自分が考えつく不安やリスクに対しての対処法が思いつかないと想定外のことが起こったときに必ず対処できなくなってしまいます。
なのでまずは、あらゆるリスクを考えて対処法を考えます。
次にある程度対処法の目処が立ったら、最後に失敗してすべてを失ったことを考えます。
世の中は、何が起こるか分かりません。絶対に失敗をしない方法は、ありません。
もし失敗をしてしまい、すべてを失ってでも貫き通したい信念があるかどうか確認をします。
対処法がしっかりと考えてあり、信念があれば、おのずと勇気を持って前に進むことができると思いますよ。
またお悩みごとがありましたら、私でもhasunohaでもご相談お待ちしております。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
とても勉強になりました。
きっと、人生の前提をはっきりさせた方が良いのでしょうね。
決断するということに、とてもこだわっていたような気がします。
サラリーマンを辞める、辞めないという以前に、自分が心から望んでいることをもう一度考えてみたいと思います。
失敗の経験で弱気になっていましたが、新しいことを始める時、過去の失敗はいろんなことを想定するヒントになりますね。
確かにこれまで、自分がやろうとしていることに芯が通っているかどうか、自分自身に問うてはきませんでした。
それができていれば、これまでも失敗がそのまま後悔に変わることは無かったかもしれません。
一歩踏み出すことでまた悩みが生まれたら、相談させていただきます。
ありがとうございました。