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退職しました。回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 9

とうとう退職してしまいました。
会社としては「なんでこんな人、採用してしまったんだろう」って思ってると思います。
そう思われて当然です。
どうしようもない私を採用してくれた会社には感謝しかありません。
いくら謝罪しても足りないくらいです。

退職した理由は仕事が合わない、環境が合わないことです。

そして何より初日に体調不良になってしまったことも要因の一つかもしれません。
あれはまずかったと反省しています。
急にめまいがして立っていられなくなってしまったので横にならせてもらいました。
その時真っ先に好きな人が介抱してくれたのです。
ほんとに迷惑をかけたと思っています。
だからこそ続けるべきだったのですが、結局恩を仇で返すような真似をしてしまいました。
好きな人がいれば仕事を続けられそうだったのですが、それ以上に仕事が大変だったと感じてしまったのです。

社長や彼(好きな人)には申し訳なく思ってます。
一応好きな人も経営者側の人間なので、内定も彼からの連絡でしたので、すぐ退職してしまったので印象はかなり悪くなってしまいました。

自分で決断してしまったとは言え、早まったなと思いました。

退職を決断してしまったのは自分なのですが、何より辛いのは好きな人に会えなくなることです。

体調不良で早退した日、少しだけ彼と話せました。その時はまだ好きという感情はありませんでした。その時に何気ない会話で「休みの日は、どこか行きますか?」と聞かれて「どこにも行きません」と答えたら「僕も行きません」と答えられました。

この質問はどういう意図で聞いたのかいまだに謎です。

運命ってありますか?
もしその彼と運命であればまたどこかで会えたりするものなのでしょうか?

今、とても苦しいです。入社しなければ出会うことがなかった人だったので。

所詮は叶わない恋なのでしょうか。

ほんと人生ってうまく行かないことだらけ。

好きな人とは結ばれない運命かもしれません。

願わくばもう一度会って話がしてみたい• • •

なぜ人を好きになるのでしょうね。
こんなに苦しいのに• • •

2025年8月24日 18:49

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

叶わぬ恋と退職の後に─“運命”に揺れる心への道しるべ

あなたが今抱えている苦しみは、仕事の退職そのものよりも、好きな人に会えなくなったことの寂しさから来ているのだと伝わってきます。「恩を仇で返した」「印象を悪くした」とご自分を責めていますが、それ以上に「また会いたい」という願いが胸を締めつけているのでしょう。

【なぜ人を好きになるのか】
仏教の言葉で「縁起」というものがあります。出会いも恋心も、無数のご縁が重なって起きるものです。たとえ短い期間でも、あなたの心が彼に惹かれたのは、偶然ではなく必然の縁。だからこそ、こんなにも深く心に残っているのです。人を好きになることは、苦しみを伴うこともありますが、それは「生きている証」でもあります。

【運命はあるのか】
「運命」という言葉を信じるなら、それは「また出会う必然」だけを指すのではありません。出会い自体がすでに運命なのです。仏教的に言えば、縁は「生じては変わり、やがて離れる」もの。もし本当に再び会う縁があるのなら、自然と訪れます。逆に、今ここで終わる縁ならば、それもまた正しい流れ。縁を無理に繋ぎ止めるのではなく「この出会いがあったからこそ今の私がいる」と受け止めることが大切です。

【苦しみとの付き合い方】
「もう一度会いたい」という気持ちを否定する必要はありません。その思いがあなたに温かさや前を向く力を与えてくれるなら、大切にして良いのです。ただし、過去の出来事や叶わない未来に心を奪われすぎると、現在のあなた自身が置き去りになってしまいます。
苦しい時には、こんな実践をおすすめします。

・呼吸に意識を戻す:過去でも未来でもなく、今ここに生きている自分を感じる。
・感謝を言葉にする:彼と出会えたご縁、会社に採用してもらえたことに「ありがとう」を唱える。
・小さな喜びに目を向ける:日々の生活の中で「今日よかったこと」を一つ書き留める。

【最後に】
好きな人に会えなくなったことは、確かに苦しい出来事です。しかし「出会えた」こと自体が尊いご縁でした。その出会いがあなたの心に刻まれたなら、それはもう人生の財産です。運命は「また会うこと」だけでなく、「その瞬間に出会えたこと」にも宿っています。

どうか、自分を責めるよりも、このご縁に感謝しながら次の一歩を踏み出してみてください。きっと新しい道が拓けていきます。

合掌

2025年8月25日 13:24
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有り難し
おきもち

個別相談可能
仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。整うコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。 理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。

欲の煩悩があるから好きになる

私達には誰にでも欲の煩悩があるので、心身の楽しみの刺激を求めてしまうのです。
例えば、三食ちゃんと食べていてもポテトチップスを食べたくなるのも、欲の煩悩です。
ですから、人を好きになるのもお菓子をを食べたくなるのも、欲の煩悩があるから誰にでもあり得るごく普通の気持ちだと思います。
また、世の中には美味しいお菓子も魅力的な男性も無限にありますから、生活していれば魅力的なお菓子、魅力的な人に出会って欲を刺激されてしまうのは、仕方ないことです。
すぐに好きな人ができているのは、あなたが魅力的な人や物に溢れているこの社会に生きているからこそ。
地獄の鬼みたいな人しかいない社会よりはマシだと思いますよ。
彼との雑談は、特に意味は無い時間つぶしの雑談だと思いますよ。
退職されたのは、残念ではありますが、体力が鍛えられる前に心が疲れてしまったのかもしれませんね。

2025年8月25日 12:45
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

鈴木秀彰様
ありがとうございます。
確かに前職を退職し、新たな職を得ての就業、そこで出会えたことは幸運だったとかもしれません。
退職して学ぶこともある、彼に出会えたのはある意味運命だったのかもしれません。
もう少し頑張れば彼と話せる機会が訪れるかもしれないのに。
制服を返しに行ってきましたが、社長に「いつでも戻っておいで」と温かい言葉をかけていただきました。それが心からそう思っているのか、社交辞令なのか分かりませんが、優しい社長のもとで働けたことはある意味奇跡かもしれません。
今は出戻りするか正直揺らいでいます。わずか1ヶ月足らずで退職してしまったので、こんな私には「戻っておいで」と声をかけてくれた社長には感謝です。

願誉浄史様ありがとうございます。
わずか1ヶ月足らずで退職してしまって早まったと後悔してます。
社長には「いつでも戻っておいで」と温かい言葉をかけていただき感謝してます。
正直出戻りしようか揺らいでいます。
正直彼に会いたいから戻りたいとも思っています。
こんな気持ちではダメなんでしょうけど。

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