事故現場でのお参り、献花について
事故現場などに遺族や友人などが花をお供えすることはよく目にします。
しかし、お供えをした方は大抵そのままにされていき片付けるのは近隣の住人が片付けて行きます。
遺族の方からすれば、突然家族を亡くし失意の中につらい場所へ亡くなった方への気持ちで訪れていらっしゃいます。
付近の住人からすると人が死んだ場所という嫌悪感を抱き、献花などはいずれ腐りゴミとなっていき片付けは概ね付近の住人か道路維持の職員です。
私も同級生を交通事故で亡くしており遺族の気持ちもわかります。
友人などが事故現場で献花をしたいと言った場合は事情を説明し2-3日後に片付けにいくように伝えています。
誰に聞いたか覚えていないのですが、事故現場でのお参りは亡くなった方がどこで安らかになっていいかわからなくなってしまうと聞いたことがあります。
事故現場でのお参り、献花というのは仏教として意味のあることなのでしょうか。
職業柄、人の悪い部分ばかり見ています それでも人の良い部分を見て救われることもあります。 自分が正しいと思った事は実行するが、結果的に人を傷つけてしまったときは本当に正しかったのかと問う生活です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お仏壇やお墓、祭壇にお供えするのと同様です。
その方を偲ぶ気持ちの表れですが、
我らは亡くなられた場所にも意味があると感じてしまいます。
宗派によっては、
成仏を促す供養と捉えられます。
亡くなった方は皆、
仏さまに導かれてお浄土に還りますので、
迷うことはありません。
また、とし様の仰る通り、
数日後に引き取りに行っていただければ、
なお有難いです。
私としては
私としては、人はこの世での命が尽きると極楽浄土に行くので、事故現場に献花するのは意味はありません。
そこには故人はいません。
極楽浄土にいるのですから。
どこでも、いつでも、故人を思って手を合わせ、南無阿弥陀仏と十回お称えすれば良いです。
ただ、二度と同じ事故が起きないように、ここで事故が有った事を後々まで伝える目的で、事故現場に毎年献花する人もいますし、お地蔵様を建てられる人もいます。
それはとても有り難いことだと思います。
事故が起きた場所というのは、やはり事故が起きやすい原因があり、同じ事故が起きる可能性も高いですからね。