心理的虐待かもしれないとき
うちの家族は普通の家族なのですが、親の影響で生きづらくなった面があるのではないかと疑い始めました。親からの金銭の要求、目の前で見せられる夫婦喧嘩、父の母親差別、不機嫌な父の機嫌を取らなければならなかった環境。これらが心理的虐待にあたるらしいと聞きました。
普段は出さないような優しい声でお金を要求し、ないからと断ると大声で怒られたり無視されたりしたし、父は母の名前を呼んだことがありません。昔は恥ずかしがってるのだと思っていたけど、どうやらそうではなかったみたいで、ずっと旧姓で呼んでいます。母が父と喧嘩して空気が悪くなると、必ず私が中継役として取り持つことがありました。
私はこれが全て当たり前で、ごく普通のことだと思っていました。今、性格や過去の自分について悩んでいて、辿っていくうちに心理的虐待に行き着いたのです。
これからどうすればいいのでしょうか?ずっとこのまま苦しさを抱えて生きていかなくてはならないのでしょうか。今までの人生なんだったのか、この先ずっと性格のせいで不遇な人生を送るのか、とても心配です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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あすか 様 相談ありがとうございます。
親からの心理的虐待から解放されるには、
まず、物理的にその虐待する人から距離を取ることが肝心です。
そして、自分を責めないことです。
過去の虐待のシーンで、親に暴言を吐かれたり、無視されたり、怒りをあらわにされたりで、何もできなかった幼き自分。言いたいこともいえず凍り付いていた自分、顔色を伺いながら言いなりに動いてしまった思春期の自分などなど。
このようなこれらの過去の自分たちを責めないことです。そして思いやりをもって、愛情を届けるように、辛い・悔しい思いをした自分自身を癒すことです。
「あの時は、そうするしかなかった。一生懸命頑張ったよね。敏感に感じて、父を怒らせないように行動するしか、あの幼き私の立場ではそうするしかなかったんだ。」
だから、情けない自分とか許せない自分を癒そうと思うことですね。
自分に寛容であること、泣いていた自分に優しくして、温かさを伝えるつもりで過去の自分を許して受け入れてください。
そうして、癒された自分を想像して、少しでも心が落ち着いた状態で入れれるでしょう。やがて、性格のせいで不遇な人生を送るのかという疑問から遠ざかっていられるでしょう。