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病気や死が怖い

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有り難し有り難し 44

子供の頃から、自律神経を崩しやすく
何かにつけて不安になりやすい子供でした。自分の体の症状を気にしすぎて、
病気になることや、死ぬことに対して異常な恐怖感不安感を持ったまま生きてきました。
心療内科に通ったこともありましたが、
あまり改善されません。
そんな中、今年に入ってすぐ、父親が他界しました。
がんでした。私が1番恐れている病気でした。お見舞いに行った時も苦しんだ様子が、目に焼き付いており、亡くなってしばらく本当に鬱状態になり、泣いてばかりでした。
なんで人間病気になるのだろう、こんなに苦しむのに、生きてる意味あるかなとさえ感じました。
30代ですが、人生ほぼ病気のことや死のことばかり考えてきて、
これから年老いて、病気が身近になる中で、前向きに生きていけるのだろうかと、
とても不安です。
前向きに生きていけるように、ぜひアドバイスをください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご家族と、今この瞬間を大切に生きてほしい。

この世は、そういう世界です。
命をいただいたら、いつか命終えるときがきます。時を重ねるように、この世は移り変わる無常の世界。

だから、あなたは生まれてきたのですよ。
ご両親が愛し願ったから。
移り変わる世は、奪っていくばかりではありません。出会いも、成長も、移り変わるから得てきたはずです。

宗教者は、それを知っています。
どんなにもがいても、いつか命尽きると。
だから、絶対的な救いを支えにして、今を大切に生きていける。

先のことを考えると、私も不安になることがあります。だから、仏様のお救いが、染みてきます。
死んだら終わりじゃないと。
大切な方が、待っていてくださると。
後生を考えると、このいのち、仏様にたよっています。

あなたのお父さまは、どこへ行かれましたか。
あなたにたくさんのものを、残してくださったでしょ。手を合わせる縁もくださったはずです。
これを機に、手を合わせて、仏法を聞いていきませんか。お父さんが、往かれた世界(お浄土)を知りませんか。仏様のみ教えに出遇っていかれるのもいいと思いますよ。そこにこの世を生き抜く力と安心があります。

そして、先の不安ばかりを見て、今をしっかり立てないと、今ある幸せを見失いますよ。
お父さんから、いただいた命の繋がりが、あなたの前にあるでしょ。
ご家族と、今この瞬間を大切に生きてほしい。

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