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恨みつらみ、復讐心が抑えきれない

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去年、SNSで繋がっていた人たち数人とトラブルになりました。
関係ない人達もそれを見ていて面白がり掲示板に晒したので、私を含めた友人数人は結果的に追い出される形になりました。
SNSは創作活動をしていたので私や友人が築き上げたものは一瞬にして壊され居場所も失い、トラブルを起こした人への恨みつらみが消えません。

そのトラブルが起こった当時ほどの恨みはないものの今でも毎日の生活の中で思い出して腹立たしくなります。
もうその人たちに不幸が振りかかればいいとすら思っていました。

ただ、私は昔から嫌がらせしてきた人に対して復讐をすると私の家族や大切な友人など周りに被害が来ることが何故か多かったです。

逆に、私が何もしなくても嫌なことをした人は数年ほどすると大きな不幸に見舞われることが多く…因果応報なのかもしれないと思いつつ酷く怖い思いをすることがありました。

早くこんな恨みつらみは忘れたいです。憎んだりするのも時間の無駄だし、あまりいい感情とは言えず、なおかつ相手が不幸になった時に私が恨んだせいかもしれないとは思いたくないです。

腹立たしいし許せないのは確かです。
ただ、その相手の人は最近、SNSは辞めていないものの、なんとなく周りが避けているのか前のように絡む人は誰もいなくなり、それに加えてブラック企業を上司とのトラブルで辞めることになり、他の人も何も無いところで転んで大怪我してしまい就活してやっと数年越しに決まった仕事は白紙になった…と書いていたので怖いです。

どうしたらこんな気持ちは消えるのでしょう?
頼れる優しい主人に可愛い子供たち、私のトラブルを知っても友達でいてくれている友人などたくさん大切な人はいます。幸せです。ただ、私の真っ白だったはずの布のど真ん中に黒いインクを垂らされたようで…。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

全ての感情は自分次第

恨みつらみを心の中に持っていたり、憎悪や怒りを吐き出している時はセロトニンという脳内ホルモンの分泌が減少します。また、体温が下がりますので自己免疫力が低下し病気にかかりやすくなります。常にそういうマイナスの感情を持っていると、自分自身良いことは何一つありません。また周りにいる人たちも、楽しい気持ちになれませんので関わりたくないと思ってしまいます。
何かの結果には必ず原因があります。原因は一つではなく、いろいろな関係性の中で複雑に絡み合っています。ですから一つの結果を一つの原因に結び付けて考えることは間違いの元となります。人生は自分の思い通りにならないことがたくさんあります。お釈迦さまはそれを「人生は苦なり」という言葉で看過しておられます。
私たちはいろんな人との関わり合いの中で生きていますから、考え方の違う人との間で喧嘩状態になることもあるでしょう。けれどもその感情を全部自分の中に持っていたのでは身体がいくつあっても足りません。
全ての感情は自分次第ということです。全部受け止めるのではなく、大部分は流してしまえばいいのです。気の合う友達がいらっしゃるということですから、そういう人たちとの関係を大切にして行けばいいと思います。
腹が立った時は、大声で歌うのもいいし、バッティングセンターで球を思いっきりひっぱたくのもいいでしょう。人に迷惑が掛からない範囲で発散して下さい。

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鳥取市にある浄土真宗のお寺の住職です。36年間のサラリーマン生活を経て20...
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