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離婚調停

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わたしは今まで夫に離婚と言う言葉を3回発してしまいました。離婚と言えば夫が変わってくれると思ったのです。本心ではありません。しかし、夫は3回離婚と言われたら本当に離婚に踏み切りると決めていた様子。夫から離婚調停を申し立てられ、先日1回目が行われました。わたしは離婚の意思はありません。夫のことは今でも心から愛しています。離婚という言葉は禁句でした。言わなければよかった。こんなことになるなんて。夫にいくら謝っても許してはくれません。どうやって乗りこえていったらいいのでしょうか?。わたしの父方に男女関係で悩んだ先祖がいると聞きました。何か影響があるのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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人の気持ちを

離婚調停が始まったとは、かなりたいへんな状況ですね。胸中お察し申し上げます。


わたしの父方に男女関係で悩んだ先祖がいると聞きました。何か影響があるのでしょうか?

これは誰から言われたことですか?占い師さんから言われた言葉だとしたら、たぶん出まかせだと思います。原因を先祖に求めるのではなく、まずは自分の言動と夫の言動をじっくりと振り返ることが大事だと思います。

 「夫に離婚と言う言葉を3回発してしまいました。」ことを後悔しておられるようですね。そういう言葉を発せざるを得ないだけのことがあったからだと思います。でも、決して軽々と発した言葉ではないでしょうが、その言葉を発せざるをないローサさんの気持ちが夫には伝わっていなかったのですね。失礼ながら「離婚と言えば夫が変わってくれると思ったのです。」という考えは、独りよがりというしかありません。また、ローサさんは離婚ということばを持ち出したことについて「本意ではない。自分の辛さ苦しさを理解して欲しい。(夫に)自分の言動を振り帰り直して欲しい。」という意味なんだと伝える努力を怠っていたのではないでしょうか?

 家庭裁判所の判事や調停委員さんには、「自分が離婚という言葉を不適切に発して結果、このような事態を招いてしました。ご迷惑をかけております。」とお詫びしましょう。離婚と言ったことは本意でなかったことを説明すれば、無理やり離婚させられることはないと思います。
 調停による離婚に至らなかったとしても、問題は解決しませんよね。旦那さんは納得しないでしょう。夫婦間できちんとした話合いが必要です。話合いが罵り合いになるなら、離婚も選択肢になってしまいます。双方に至らない点があったのだと思います。相手を言動を非難しあうのではなく、相手の言い分を聞いて自分の言動を反省する話し合いにならなければ駄目です。一般的には、仲人や夫婦の両親や目上の親戚等に仲裁に入ってもらうことです。娘さんが大学生なら、恥を忍んで娘さんに仲裁役を頼んでみるのも良いかもしれません。

 一緒に生活していれば、いろいろと難点が目につくことも多いかもしれません。でも、「それを言っちゃおしまいよ。」な場合も多いんです。罵り合うよりも、相手のいいところを讃えるよう努めてください。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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男女関係に悩んでいた先祖が原因にはなりません

ローサさん、こんにちは。

ローサさんはこれまで配偶者さんに向かって3回、離婚を話されたのですね。ローサさんご自身は本心で離婚したいと思っていたのではなく、配偶者さんの変化を期待してローサさんは離婚という言葉を使っていた。けれども、配偶者さんは、ローサさんから3回離婚と言われたら本当に離婚に踏み切ると決めていて、それで離婚調停を申し立てられ、先日、第1回目の調停が行われたと。ローサさんは今でも配偶者さんを愛しておられて、離婚という言葉を使ってしまったことを悔やまれている。しかし、配偶者さんに謝っても許してもらえず、どうやって乗り越えたら良いのかわからない。また、父方に男女関係に悩んだ先祖がいると聞かされているが、その影響はあるのか、とのことですね。

ローサさんのお言葉を通してそのように聞かせていただきました。ローサさん、突然、思いもよらぬ形で離婚調停となってしまい、戸惑われている様子がお言葉を通じて感じられます。ローサさんのお気持ちを聞かせていただいたこと、まことにありがとうございます。

結論から申しますと、ローサさんの先祖に男女関係に悩まれていた人がいたから、今のローサさんが苦しまれているということはありません。

今、目の前に起きていることについて、どこか他のところに原因があったのではないかという考え方は「他因外道」であると私は聞いております。

ローサさんの今の状況で言えば、ローサさんが配偶者さんに不満があった時につい、離婚をちらつかせて配偶者さんに変わるよう求めた。けれども、配偶者さんにとって離婚という言葉で驚かせられることは許せることではなくて、3回同じことを言われたら本当に離婚すると決めていた。そして、今の状況に至っているのでしょう。

それが、先祖に男女関係に悩む人がいたから、ローサさんが今悩んでいるのは、先祖のせいだと言ってしまうのは、ローサさんの目の前にある問題からローサさんの目を逸らさせてしまうものです。他因外道は気持ちは良いのですよ、私のせいじゃない、よそに原因があったから仕方ない。でも、それはローサさんにとって本当に良い結果をもたらすのでしょうか。

どうするべきか私にはわかりません。ただ、どうされるか決めていかれるのはローサさんご自身です。

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真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。
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質問者からのお礼

お礼をお伝えせずに過ごしていました。申し訳ありません。わたしのためにご意見をありがとうございました。今も離婚調停中ですが夫の不貞行為も発覚し、以前と状況が変わってきました。またご相談したいと思います。そのときはよろしくお願いします。

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