仏壇にお供えするご飯
いつも優しく丁寧にご回答くださりありがとうございます。
今回はお仏壇にお供えするお米について教えていただきたいです。
先日、年に一度参拝する神社で初めてお酒を奉献し、お下がりとしてお塩と神饌米をいただきました。
ふと、神饌米を炊いてお仏壇にお供えしよう、と考えましたが
はたしてそれは大丈夫なのか気になってしまいました。
神様事と仏様事は分けなければならないでしょうか。
ネットでも答えを探してみたのですが見つからず
また皆様のお知恵をお借りしたく投稿いたします。
よろしければお教えいただきたいです。
お願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「神人共食」・「仏人共食」
ちゃきぞうさま
お仏飯のお供えもそうですが、神仏、尊い御方たちへのお供えは、「気持ち」のお供えでもあります。
貴賤や大小等に囚われずに、それぞれで、できる限りにおける、なるたけ良いものをということで良いかと思います。
「神饌米」は良いものとなりますので、お供えにふさわしいとも言えます。
また、「神饌米」は「神人共食」ものとして神様とのご縁を深める意味合いもあります。
同じような意味合いで、仏様へのお供えも「仏人共食」と言えます。
是非、有り難く頂いて下さい。
また、できれば、「生飯」(さば)として、少しを食べ物が食べられず苦しんでいる者たち、仏教では、餓鬼たちへも別にお供えしてあげて頂いたら有り難いことになります。ほんの数粒でも構いません。
「お仏飯」、「生飯」は捨てるのではなく、外に撒くなどして最後には鳥や昆虫たちにあげて頂けたら尚有り難いです。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
川口様
大変わかりやすく、またありがたいお話をありがとうございます!!
気持ちをお供えする、すごく勉強になります。
餓鬼に、と聞くと、お仏壇にあげるご飯の上に数粒立ててよそうお米のことでしょうか。
最後は鳥や昆虫達の糧になるのですね。
ぜひそうさせていただきます!