嘘をついてしまい、とても後悔しています。
古典の時間に古文単語の小テストがあるのですが、解答と少し違くても丸にしてしまい、ズルをして点を取ってしまいました。その時は自分だけ低い点数を取るのは嫌だという一心で嘘をついてしまったのですが、後から考えると「嘘をついて点を取ってしまった」と、とても後悔し、酷い自己嫌悪に陥りました。
いつもこうした嘘をついて点を取っている訳ではなく、私は古典の先生をとても尊敬しているので、低い点数を取ってはいけないという頭があり、嘘をついてしまったのでは無いかと自分で思っています。
こうした嘘は尊敬している先生も喜ばないと分かっているし、心を入れ替えてしっかり自信がつくまで勉強しようと考えるのですが、どうしても嘘をついてしまったという後悔の念や自己嫌悪で何も手につかなくなってしまっています。どうしたら良いでしょうか。
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いま気づいて良かったですね
人には少しでも自分をよく見せたいという気持ちがあります。難しい言葉で言えば「自己顕示欲」といいます。この欲が無ければいいかというと、そうでもなくてこの欲があるから前向きに生きて行けるという面もあります。
他人から正しく評価してもらうために自己主張をするという範囲で留まっていればいいのですが、事実を誇張したり、偽装したり、不正をするというレベルになると問題が出て来ます。
人は子どもの時は平気で誇張したり、偽装したり、不正したりします。反省の色など全くないのです。しかし成長するにしたがって、これは良くないことだと気づきます。そしてあなたのように罪悪感にさいなまれ、反省するようになります。これが人間としての心の成長です。
すでにやったことは取り消し出来ません。無かったことにすることは出来ませんが、これを機会として二度と不正はしないと心に固く誓うことが出来ます。気づかないまま過ごすと、将来大きな過ちを起こすことにあるかも知れません。いま気づいて良かったですね。