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納骨は年内にすますべきでしょうか?

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

いつも有難いお言葉を有難うございます。
納骨についての相談なのですが、父の遺骨が母の実家にあります。

納骨は越年すべきでないという事を言われ、年内にはすべきかと考えているのですが恥ずかしながら家庭の事情により行動に至っていません。

私も今年、近くの寺に納骨をと考えてはいたのですが、母と妻は昔から相性が悪く母はおそらく納骨に立ち会わないことは良しとしません。

元々母は嫁を家庭の下と考えていると思うのですが、何かにつけて妻に対しての文句を言いますただ私からすると母も特に何もしてなかったと思うので何を言ってるの?程度の話なのですが自分の事はさておき、他人は許せないご様子で私の言うことなど全く聞いてくれません。

また、同席したとしても母はおせっかいといいますか、食事だのなんだのと言い出すことが見えてまして、そのあたりが妻としては許容できない様です。

妻を同席させると、双方から文句を言われ、妻を連れて行かないと母から文句を言われどちらにせよ文句を言われるのでなかなか納骨に行けず10月になってしまったのですがやはり年内に納骨をすましたほうが良いのでしょうか?

本来の質問の意図と違ってるかもしれませんが。この問題、考えるだけで憂鬱になり解決できません。
温かいお言葉を頂けると幸いです。
よろしくお願い致します


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お辛いですね…

ご相談拝読しました。お母様と奥様の板挟みでお辛いですね。お気持ちお察しします。

さて、納骨についてですが、時期の早い遅いによって、あるいは年を越すとか〇か月にまたぐとかいうことによって、故人が成仏しないとか障りがあるとかそういうことは全くありません。気持ちの問題です。

でもこの気持ちの問題というのが人間にとってはけっこう大きな問題です。形があると安心する面もあれば囚われる面もあります。形がなければ寂しい面もあればスッキリする面もあります。そういう意味ではどこかで線を引いてお骨という形がなくとも供養をしていける方途をとるのが無難でしょう。

しかしながら、これまでのご相談を拝読しますとこのまま認知症の進むお母様の元にお骨をおいたままにしておくのも何かと心配ではないでしょうか。年内に限る必要はありませんがどこかで決断して納骨することをおすすめします。

その際に、お母様と奥様両方にいい顔をして、上手く行けば仲良くなってもらおうというのは求めないことです。そういう気持ちになってしまうのは仕方ないとしても。
基本的には奥様を守るという立場で、奥様を無理に連れて行かずあなたがお母様に叱られる形をとっておけばお母様の顔も立てられるのではないでしょうか。

そしてお母様の介護のことは一人では限界もありますから支援がいただけないか役場に相談しましょう。

月並みな回答になりましたが、要は実践が大事です。中途半端にどちらにもいい顔をするのが一番よくありません。お母様に言うべきことを言うというのは大事にしないことにはなりませんから、気が引けるでしょうがビシッといきましょう。

あなたの優しさがあなた自身を追い詰めないためにも、勇気をもって決断と行動を。

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個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

いつ納骨しても大丈夫です。

もう10年以上も実家にあるわけですし
今年にこだわらなくても構わないのでは?

何十年も納骨されない方もいますし
両親揃ってから納骨される方もいますし
そこまで心配されるなら
無期延期を考えてみてはいかがでしょうか?

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

質問者からのお礼

ありがとうございました。
お骨は今までお寺に預かって頂いていました。
年内とかはとらわれず、時期を見て行きたいと思います。

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