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母とのことで自己嫌悪

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こんばんは、何度も母についての相談をしているのですが、今回も母との事になってしまいます。

最近またよく愚痴っぽくなってしまい、ふと自分でダメだなと感じて、愚痴や悩みを口やSNSで呟かないというポジティブキャンペーンと言うものを自身に設けていました。

けれど誰にもそんな事を告げていないから母もわかるはずもないのはわかっているんです。

毎日の皿洗いと米炊きは私の仕事でして、私とは仲の悪い母は嫌がらせのように洗わない鍋やフライパンを流しのど真ん中に入れたり、最後にご飯を食べてお釜の中が空っぽになっても水に浸けずに放置。
ずっとイライラしていたけれど、自分の決めたことを曲げたくなくて、我慢、我慢、我慢。

でももう今日になって我慢できなくなって、頭の中で何度も母と口喧嘩をするところがチラついてしまって……。

母は楽しい話をする時も、自分のイライラをぶつけてくる時も私なんかの話は一切聞いてくれなくて、だから頭の中も当然のように私の言葉は聞いてくれなくて。

頭の中の私は母の皿を割るんです。何度も、何度も想像を繰り返す中で何度も。

その度にどの想像の母はその皿を見て悲しそうな顔をする。皿に描かれている花は母の大好きなユリの花で、うちには描かれている花はそれぞれ違うけど、同じ皿が私と兄と父と母の4人分、4枚あって。お揃いで、なのにそれを私は割ってしまう。
そんなの母は悲しいに決まってる。
それなのに何度も頭の中でその皿を割る私は自分で見ても最低で、その瞬間全て自分が悪いんだって気づいて、もう吐きそうになります。

苦しい、こんな最低な自分が嫌です。
どうしたら、自分のこと愛してあげられるんでしょうか……


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ずっとご自身の中に溜め込んでおられるのですね

里津花さん、こんにちは、書き込みありがとうございます。

里津花さんはお母さんのことでご苦労されているのですね。そのことで愚痴っぽくなってポジティブキャンペーンを実施されていると。

家事をお母さんと分担されていて、仲の悪いお母さんの嫌がらせがあると、里津花さんはすっとイライラしていて、我慢されている。でも我慢できなくなって、頭の中でお母さんと喧嘩している。お母さんの大好きなお皿を割ることを頭の中で何度も繰り返していて、お母さんは悲しむだろうといった想像をするご自身が悪いと思って、吐きそうになる。

苦しくて、ご自身のことを最低だと思って、嫌いなのですね。だけど、自分のことを愛したいと。

里津花さんのお言葉をそのように聞かせていただきました。

里津花さんは優しい方ですね。お母さんと仲が悪いけれども、そのことで直接お母さんにぶつかったりしないのですから。

まず、里津花さん、あなたは最低ではありませんよ。だって、お母さんとの生活に多くの不満がありながら、その事を辛抱して抱えておられるのでしょう。決してそのことが悪いとか、最低とかそういうことは無いと私は思います。

その上で、私ならばどうするかなという考えを書きますね。

1、お母さんと喧嘩してみる
2、他の人、家族や友人に相談もしくは愚痴をこぼす
3、お母さんと離れた生活をしてみる(家を出る)

1は一番シンプルな解決方法です。里津花さんの不満を言葉にしてお母さんにぶつかるのです。できれば手が出たり物を投げたり、物理的な喧嘩にはならないほうが良いと思います。もし心配ならば、家族が同席している時にやりましょう。口に出さなければ伝わらないこともあります。ずっと内に溜め込んでおられる里津花さんの優しさは尊敬しますが、優しい人間が一度怒った時の激しさを見せつけるのは、ご自身のストレス解消や今後の関係改善に向けての一手として私ならば取りうる選択肢です。

2は、関係改善を望むならばご家族にこう思っていることを相談する。またご自身が内に抱えておられることがしんどければ、家族や友だちに愚痴をこぼす。口に出して吐き出すと気持ち良いですよ。

3、どうしても一緒に居たくない人間もおります。たとえ家族であっても。距離を置いてしまうのはお互い楽な解決法だと私は思います。

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真宗大谷派僧侶。共に悩める場所を求めてこちらに参りました。
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質問者からのお礼

こんにちは、回答をくださり、ありがとうございます。

すぐに、とはいかないのでしょうけど、まずは家族に愚痴をこぼしてみるところから始めてみようと思います。
それから、少しずつでも心に余裕できたら母に言葉ではやはり聞いてもらえないかもしれないから、手紙にして渡してみようと思います。

お坊さんに相談に乗っていただけて、その上優しいと言っていただけたこと、とても嬉しく、お坊さんからのお言葉をこれからも忘れないように胸に留めておこうと思います。

本当にありがとうございました。

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