育児をする中での気持ちの持ち方
今回ご相談したい内容は、娘に接する際の気持ちの持ち方についてです。
幼稚園に通い始めたばかりで、行事などを見る限りとても頑張っていてストレスが溜まっているせいなのか、近所の気の知れた方やお友達の家では、「してはいけないこと」と分かっていることでもしてしまいます。例えば「ごはんは座って食べる」という、幼稚園や家では守れていることも、知り合いの方の家では一口食べては走り、また一口食べては走り、何度注意しても聞きません。帰宅後注意すると、分かっているようですが、また同じような場面で落ち着きがなくなります。
この事については、私が「ごはんをしっかり食べさせたい」あまり、娘にとって「母と一緒の食事」を苦痛に感じていることも原因の1つだと分かっています。もちろん、原因は他にあるかもしれません。
ですが食に対してあまり執着心がない娘に、ごはんをしっかり食べさせないといけないという焦りが邪魔をして、楽しい空間にはなりません。
育児相談などで何度もアドバイスをもらい、そのようにやってみてもうまくいくのは最初だけです。
家での食事の場面に主人はほぼいません。毎日私と娘だけです。娘は頑張って食べることもありますが、次第に失速してボーっとしていることが毎日です。逆に主人がいると「食べさせて~手伝って~」と甘えて時間がかります。
甘えたい気持ちも分かりますが、年齢的にも自分で頑張ってほしいという思いもあります。でも食事が苦痛になっているのも分かります。毎日毎日同じことの繰り返しで、私ももうしんどいです。
主人は仕事仕事仕事仕事で、話をする時間もほぼありません。コロナでお給料も減ったので、来年からは私もパートで働くことになっています。
家のこと(家事だけでなく家に関すること全て)、育児、幼稚園での付き合い、ご近所付き合い、もう疲れました。いつも気持ちはいっぱいいっぱいです。
どうやったら穏やかな気持ちで育児が出来るんでしょうか?教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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完璧を求めないことです
ウチは上の子が我が強くわがままで親の言うことを聞かず、よく家内がキレました。思うとおりに育たなくてイライラの連続みたいなことも多々ありました。が、気づいてみたら落ち着いた大学生になっています。なぁ~だそれ何に育っているやん、という感じです(それなり以上ではありませんけど)。
基本、愛情を込めて育てておられたら、いろんなプロセスを経つつも立派に成長していかれることと思います。あまり細かいことを言わず、あたたかに包み込んであげたらご心配には及ばないと思いますよ。子供は親の言う通りにはなりませんから、完璧を求めると辛くなりますし、つい暴力に及んでしまったりします。そうなるのが最悪ですから、言うべきことは言う、しつけるべきことはしつける、あとは言うとおりにならなくても黙ってみていたらよく、楽に考えることです。じゃないともちません。
実家が近い人が羨ましいとおっしゃる転勤族の奥さん方は多いです。近くのお寺で子育て広場をなさっていた時があり、お邪魔してお母さん方にお話を伺うと、あなたと同じ悩みを持つ方々がたくさんいらっしゃることが分かります。公共であれ、お寺であれ、安心できる団体の子育て広場に参加なさるのはお勧めできます。同じ悩みを抱えるお母さんと出会え、愚痴を言いあえ、情報を共有できます。お子さんとほぼ二人の生活は確かにストレスがたまり、やり場がないですね。
だから、お仕事に出られるのはよいことだと思います。気持ちの切り替えができますので、経済的な事情がなくてもお勧めです。
とにかく、子供が親の思うとおりになるはずはありません。愛情を込めて育てたらプロセスはともあれ、かならずよい子に育ちます。完璧を求めないでください。
質問者からのお礼
気がつけば、ご回答を頂いてから、もう2年近くになります。その後、お礼も含めて返信が出来ておらず、大変申し訳ありません。その節は、ありがたいご回答を頂き、ありがとうございました。その後仕事を始め、私自身毎日生きることが精一杯で、完璧を求めなくとも手抜きをしないとやっていけない日々を送っております。娘は小学一年生になり、あれだけ悩んでいた「食」に関しても、今では毎日給食をおかわりしてくるようになりました。ただ「食」に関しての悩みがなくなったら、次の悩みが出てきておりまして…。そう簡単にはいきませんよね。これからも完璧を求めず、愛情を持って接していきたいと思います。ありがとうございました。