hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

人生が不安で毎日死にたいです

回答数回答 1
有り難し有り難し 21

はじめまして。
毎日罪悪感に苛まされており、死ぬことを考えています。
私の人生は完全に失敗作なんだという思いが非常に強いです。

私は学生の時に病気があったことに甘え、就職活動をしてきませんでした。
結果として今の年齢までずっと非正規雇用でふらふらし、職歴のないまま就職が難しい年齢になりました。
合間に就職活動も行ってきましたが、結果は無惨なものでした。

貯金はまったくなく、ストレスが貯まると散財する悪癖があり借金が70万円ほどあります。
派遣の給料でなんとか返済を続けてきたのですが、コロナ禍により派遣の契約は切られ、もうすぐ無職になります。
次の派遣の仕事も探しているのですが、将来のことを考えると無謀かもしれませんが正社員になることを目指した方がいいのか…と迷う日々です。
資格の勉強もしようと思っているのですが、集中力が続かずうまくいきません。

今現在は実家で暮らしており、生活費は家族に頼りきりです。
親に借金のことは隠しています。
「当面の生活費はどうにかするし、派遣でも生活できるならいいんじゃないか」とは言ってもらえているのですが、私の中では罪悪感でいっぱいです。
借金さえ返せば生活費はしっかりと家に入れたいと考えています。

きちんと働いている友人やまわりの人と比べると劣等感も酷く、一緒に話したり遊んでいても辛さが勝つようになってきました。

これ以上家族に経済的な負担はかけたくないし、自分のようなみっともない人間が生きているのが本当に申し訳ないです。借金だけはどうにか返そうとは考えています。
それでも自分が死ねば役立たずが死ぬので、世の中のためにもなるのではと思います。

借金をすべて返し、老いた祖母や両親が死ぬまでは生きようと思うのですが、それでも時々どうしようもなく死にたくなります。

このままでは老後も録な生活を送れないと思いますし、とにかく生きているのが辛いです。
どうしたらいいのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

不安はあると思います

拝読させて頂きました。
あなたが「人生が不安で毎日死にたい」と思いお悩みなさっていらっしゃることを読ませて頂きました。読ませて頂いた中であなたがお仕事も決まらずに不安に思っていること、借金のことも心配なさっておられること、これから先の未来についても悩んでおられるとのことですね。そうですね、あなたのおっしゃる様に不安があれば「いっそ死んでしまいたい」とも思ってしまうこともあると思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
今コロナウイルス感染症の流行によってあなたと同じ様にお悩みなさっておられる方々が沢山いらっしゃいます。このhasunohaでも沢山の方々がその様に悩み不安に思っていらっしゃいます。またうちの檀家様の20代の子はやはりコロナウイルス感染症の影響によって内定が決まっていた会社から内定取り消しになってしまって大変落胆して今もなかなか決まらずに不安を抱えているとのことです。
このコロナウイルス感染症の影響はとても多くの方々の未来を不安に陥れています。そして今尚終息の見込みがつかずに第3波がくる恐れがある状態です。
あなたの不安が今すぐに解消されるということはおそらくはないでしょう。生きている中では自分では予想できないような様々な苦難もありますし、災害や病気も流行ってきます。
今思い返してもまさかコロナウイルス感染症がこれ程流行するとは誰しも思ってもみなかったことです。
ですから「一寸先は闇」というのが私達が生きているこの世の中です。もしかしたら明日にも私達の人生はまた大きく変わってしまうかもしれません。
とはいえそればかりに恐れおののいていても始まりません。時は一分一秒休むことはありません。
いかがでしょう先ずは自分の目の前や身の回りのことから整理してくことや毎日の生活を正していくことが大事なのではないかと思います。私達の体は休むことなく一分一秒活動して少しずつ成長を遂げているのです。自分では気がつかない中でも少しずつ変わっていっています。
様々不安はあるとは思いますが、先ずは朝起きてみて日の光を浴びてみましょう、美味しい朝ご飯を召し上がり皆様と挨拶を交わしましょう。そして神仏やあなたのご先祖様方に手を合わせましょう。
差し込んでくる日の光はきっとあなたをいつも照らしています。そして神仏やあなたのご先祖様方はいつもあなたを見守り続けています。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

暖かい言葉をありがとうございます。
先の不安はなかなか消えませんが、少しずつ世の中も自分も変わっていくし、それも踏まえて日々の生活をもう少ししっかり見つめていこうと思います。
改めてありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ