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出勤困難症

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学生の頃よりうつ病、自律神経失調症と診断されており現在28歳の社会人です。

目眩や吐き気、うつ病の症状が酷く、最近は仕事もままならない為転職を繰り返しています。

現在は目眩や吐き気の症状は薬で改善しているのですが、朝目が覚めると身体や心が重く、外出する為の準備がどうしてもできません。

頭では準備をしようと思うのですが動悸、気持ちの落ち込みなどの症状で動くことができなくなります。

休日は体調が悪いながらも動ける場合が多いので甘えで動けないのだと考え、自分を責め続けてしまいます。

その状況がよくないのだと考え、周りと比較するのは止めよう、自分を認めてあげたいと思うのですが、情けなくなってしまい皆と同じように生活ができない自分を許すことができません。

また、現在両親と同居しているのですが、両親は体調が悪くとも仕事を休むことがないので私が欠勤ことをよく思っておらず、休んだ日はまた休んだのかと毎日落胆しています。

親のためにも自分のためにも仕事に行きたいと思うのですが毎朝自分に負けてしまいます。

最近は常に緊張状態が続いている為か睡眠障害まで出てきて体力も落ちています。

気分の落ち込みが酷い時は、周りに迷惑をかけてしまう自分なんて生きる価値が無いのではないかと考え、身体の力が抜けて無気力になってしまいます。消えてしまいたいといつも考えてしまいます。

この状況から脱したいです。
考え方、気持ちの持って行き方などアドバイスをいただけないでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

執着している事に気が付く

柚子さん

はじめまして、小山と申します。
ご相談拝見させて頂きました。
考え方や気持ちの持って行き方ですが、生きる価値の判断は私感でしかありません。なので、まずは生きる価値を判断する事をやめてみましょう。自己否定をし続けると「怒り」が生まれます。その怒りを解消しようとして、相手や自分を攻撃するようになります。自分を許せない言う感情など。
承認欲、比較、評価、等の反応をし過ぎていると上手くいかない事を攻めるようになり苦しみが生まれてきます。これが「執着」です。つまり、自分の私感に囚われている、固執していると色々なものが見えてきません。なので、自己否定するだけでなく、自己肯定や自己受容も必要何です。
仏教では中道を説かれます。つまり、自己否定、自己肯定、のどちらにも執着しないと言うことです。苦しいと感じた時に「これは執着している」と気が付く事が大事だと思います。
柚子さんにとって楽しい事や嬉しい事など何かご自分の心にプラスになるような事があればメモしてみてください。
「これ美味しかった」「あれ楽しかった」「鬼滅、面白かった」など、探して寝る前に読み返してみてください。

鬱病や統合失調症と診断されている事なので、まずかかりつけの病院へ行って治療してから、行ってみてください。お辛いとは存じますが、身近なことから行動してみてください、行動が変われば運命がかわります。少しでもお力になれば幸いです。柚子さんの明日をお寺よりお祈りしております。合掌

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有り難し
おきもち

日蓮宗僧侶で妙経寺副住職でございます。 仏教・法華経の教えまた、日蓮聖人...
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