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子供にイラついて自分を叩いてしまう

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2か月の子を育てています。
望んで産んだ子なのでとてもかわいいとおもっていますが、おむつがえで泣いて大暴れしたり、授乳で痛い吸い方をされたりと自分でコントロールできないようなことがあるとどうしてもイライラしてしまい、子供に手をあげてしまいそうになります。

実際には命にも関わるし悪いこと、してはいけないことだと理性ではわかっているので子供には直接危害は加えていませんが、衝動がやり過ごせずに自分を殴ったり、叫んだりしてしまいます。

こんなところを子供に見せてしまっているのも自己肯定感とかに影響が残りそうで怖いですし、いつか手をあげてしまって障害が残ったり、殺してしまうんじゃないかと怖くて仕方がありません。

他のお母さんたちも当たり前に経験していることでしょうし、子供も悪気があってそうするような年でもない、笑って困ったなあとやり過ごせる時もあるのに、自分のコントロールが全くできていないのが情けないです。

赤ちゃんだと理解してもイライラしているのでそう感じることをゼロにはできないと思いますが、ソフトにうけとめられる心構えや、実際に自傷に走らないような方法をご存知であれば教えていただきたいです。(カッとなったときに深呼吸をすることも試してみましたがその瞬間手をあげる対象を自分に逸らすことで必死でどうしても落ち着くことができませんでした。)


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ごめんねえ、と言いながら淡々と。

 こんばんは、私は子どもに授乳したことはありませんが、寝付かせ担当でしたから困ったことはありました。しかし、この「困る」というのは、「目標や意図と現実のギャップ」から生じることですから、「目標や意図」を譲る…下げることで対応しました。「泣き止ませる」ではなく「好きなだけ泣かせる」といった塩梅です。そのかわり、付き合う。「何でか分からんが、泣きたいんだねぇ。ごめんね、泣き止ませてあげられないが、付き合うよ」といった塩梅です。
 2ヶ月ということは、まだ赤ちゃんも上手に飲めていないのでしょう。お互いに不快でない授乳方法が、まだ双方とも会得できていないのではないでしょうか。
 「この吸い方なら、お母さんが安心して飲ませてくれる」ということを学習…試行錯誤しているのでしょうね。
 なお、自己肯定感というのは全能感とは違います。自分の思い通りにになるとは限らないが、見捨てられはしないというものだと考えています。
 授乳期も必ず終わるものですから、「お互い上手になっていく」過程を、味わって行けたらいいですね。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

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