新興宗教
先日、先祖の因縁で不幸になるのかと質問させて頂いたものです。ブッタの教えや仏教の本を読ませていただいたり、近くのお寺のお坊さんに話を聴いていただき今までの信仰はちがっていたと気がつかせていただきました。
どうしても一つだけ疑問が消えなく、また教えていただきたく質問させていただきます。その宗教の法要には真言宗の館長さんがよくおみえになってました。なので私もちゃんとした仏教だと信じてました。
仏教には先祖の因縁はないのに、なぜその館長さんはいらしてその宗教をおほめになっていたのでしょうか。真言宗には先祖の因縁というのはあるのでしょうか?
それと、新興宗教をやめるにあたり、そこで使っていたお経本とか本とかはおたきあげしたほうがいいのでしょうか?
これからお話をきいてくださったお寺にいかせて頂き刹那的ではない信仰をしていこうと思います。
お答にくい質問かもしれませんが教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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権威付け
らっちゃんさま
新興宗教が(に限りませんが・・)権威付けのために(世間的に)有名な方、権威のある方を講演や合同法要等にて呼ぶことはよくあります・・
しかも、当の本人はその宗教、教義の中身もあまり分からないままにということも・・(要は下の者があまり詳しく調べないまま安易に受けてしまっているということ・・)。もちろん、分かってはいても色々な深い大人の事情で仕方なくということも・・
使っていたお経本とか本は、お話を聞いて頂いたお寺さんにも相談なさられて、浄焚供養して頂けるようであれば、そのように。
仏教における「信仰」は、教えの持つ力、効果への信頼ということになります。
その信頼を醸成していくのが仏道過程の一つにもなります。
ですから、その教えの一つ一つを慎重に吟味して、そしてしっかりと納得した上にて実践していく、その「納得」を「信頼」の根拠としていかなければならないのであります。
是非、納得、得心しながら仏教を学び進めて頂けましたらと存じます。
川口英俊 合掌