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夫との喧嘩が日常化しています

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有り難し有り難し 10

2歳になる子供がいますが、子供の目の前で言い合いや、時には泣いてしまう事もあります。
子供に悪い影響をあたえていると、とても心配です。

日頃から私が何気なく返事したことや、行動が夫の勘にひどく触るようです。
夫の行動や状況からの背景を読み取らずに自己中心の発言をしたり、家具家電や水などを大切に使わない、気を遣って注意しても機嫌が悪くなるとの事。
私も自分に注意力が足りていないことや、余裕がないと発言や考え方に雑になったりなど自覚はあります。
一方夫は外では物腰も低く、真面目で丁寧すぎるくらいの性格ですが、気難しい部分があり、自分の感性から外れた人や行動に拒否感や否定感が強いです。
かなりのマイペースで急かされたりするのがとても嫌いで、日頃から刺激しないように気を使います。

夫に怒られた事を考えてみたり、注意しているつもりですが、子育てで必死に生活を回す中、つい地の行動が出てしまいます。
また気をつけていても私の全く意図していなかった事や発言がきっかけになったりします…

私は夫の行動に対し寛容で、失敗などはそっとフォローしているつもりです。
怒られるとそれが蘇ってきて、あなたもこう言う時がある、何故そんなに怒るのかと反論してしまいます。
最終的に夫の方が口がうまく、強めの言葉でわたしの行動や発言を批判するので私が謝っていますが怒りをなかなか収められず、神経をすり減らし本人も辛そうです。
感情のコントロールがかなり苦手なんだと思います。

新婚当時は何故こんなに怒っているのかと考える余裕もありましたが、今はすぐに感情的になってしまいます。
夫のことは今でも好きですし大切です。
基本的には家事育児も手伝ってくれて私の要望も受け入れて行動してくれるなど感謝しています。
お互いに諦めたくはないと話してはいますが、疲弊してきています。
根本的に合わないよね、と諦めの雰囲気もあります。

夫を不快にしているのは私なのに変わりなないので、自分がダメなんだと落ち込みますし、精神的に負担をかけて申し訳ないとも思います。
お互いや子供を幸せにしたくて行動のしているはずなのにうまくいきません。
精神的に疲れてきた時に、実家に帰って距離を置きたいと思うこともあるのですが、コロナの影響もありそれもできません。

私が変わるしか無いのだと思いますが、何かアドバイスを頂ければ嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

よい意味で夫婦はしょせん他人だと理解しあう

私どもの夫婦は全然合いません。性格が違いすぎます。上の子が高校生のころ、「お父さんは合理的、お母さんは感覚的。こんな合理的な人と感覚的な人が合うわけがない」と言ったことがありました。自分が、合理的とはあまり思っていないのですが、家内が感覚的で行き当たりばったりであることは間違いありません。私は家内のそういうところが嫌いだし、絶対自分を変えようとしないので、無視し続けています。これは、もちろんよいことではありません。でも、どうすることもできません。

あなたのご主人のお人柄は、お尋ねの文面に書いてある通りなのでしょう。非常によく観察なさり、的確にお人柄を表現なさっているように感じました。そういうお人柄の方からみると、子育て中で余裕のないなかでのあなたの行動にアラが見えてしまうのはある種仕方ない事です。そういうお人柄なのですから。

さて、そこでどうするか、ということです。私の考えでは、夫婦といっても所詮は他人なのですから、自分と違うのは当たり前で、自分の尺度で相手を評価しても意味がないことをお互いが理解しあうように努める以外にないと思うんです。

私の家内はお寺の生まれですが、お寺のことを積極的にやっていく気持ちがありません。本人はそうじゃないというかもしれませんが、家庭のなかで生きていたいという考えが強いです。お寺育ちの女性としては少ないタイプなので、最初は戸惑いましたが、いくら言っても変わらないので諦めています。家内の妹や死んだ家内の父もバカ扱いしていたりしましたが、本人はあまり気に留めていません。

寺離れとか、檀家数の減少、人口減などお寺をめぐる環境は厳しくなるばかりですから、家内が目障りになることもあります。しかし、変わらないものは変わりません。

あなた方のご夫婦は、どう考えてもここまで諦めないといけない状態であるとは思えません。夫婦といっても所詮、別の人格を持った成育歴の異なる他人なのだ、変わらないものは変わらない、という事実を理解しあうとよい関係が作れると思うんです。ご主人からシビアに言われると自己肯定感が高くなるわけがありません。ご主人にも変わってもらって、互いにいたわりあう関係をつくってください。現状のご主人のあなたへの接し方は百害あって一利なしだと理解なさったら、必ず変わってくれるものと思います。

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