故人を忘れたくない
いつもお世話になっております。
昨年末に、息子を病気で亡くしました。
闘病生活も長かったのに、短いいのちでした。一生懸命闘い抜きました。
毎日毎日寂しくて中々やる気がでません。自宅でぼーっと過ごしています。
息子の死については頭では受け入れているつもりなのですが、心がついていかない感じです。
このままではいけないと思い、信頼できる方に息子のことを時々相談しております。ハスノハにも大変お世話になっています。先日もお世話になりました。誰かに相談して、なんとか気持ちを整理したいのだと思います。
その一方で、本やニュースに逃げて、息子のことを考えないようにしている時間も多くなってきました。
息子の柔らかい頬っぺた、抱っこした感触、私の体を触りながら眠る癖、どれも覚えています。覚えているはずなのですが、なんだか遠い昔のことだったような、忘れていっているのかもしれません。
自分が現実逃避をしていることも含めて、なんて薄情なのだろうと思います。
色々事情があって、家族にも相談できる人や出来ない人がおり、結局外に助けを求めているような状況です。
弱気になれば、「連れていって」と思ってしまいますが、あれだけ闘い抜いた息子を見ていると、絶対に死ぬもんかとも思います(今の状況では死んでも死にきれないので死なないと思います)。
忘れていく、現実逃避さえする私は冷たいのでしょうか。
今後、どうやって息子の死と向き合っていけば良いでしょうか。
いつも本当にすみません。
色んな肩に話を聞いていただきたいだけかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
息子さんを立派に育てるのは、あなた次第!
タワシ2さん、こんにちは。金剛座寺住職の染川智勇です。
幼い息子さんをなくされたのですね。辛いですね。心からお悔やみ申しあげます。
私も子供を持つ身。幼子の葬儀がある時は、涙を流しながら成仏のためのお経をお読みさせてもらいます。
でも、人は、若い子供でも老人で長生きしても、必ず亡くなります。そして人生の価値は長寿であっても価値のない人生を送る人もいれば、子供の短い人生であって社会に影響を与える子供もいます。
あなたの息子さんは2歳という短い人生でしたが、無駄な人生ではないのです。人は「生き役」があります。生まれたからには必ず意味があるとお釈迦さまは説かれます。もし息子さんの誕生と死を通して、母であるあなたの人生が幸せに変わったならば、息子さんは素晴らしい事をなしたことになります。もし息子さんの死で人生の意味を考えるようになり、仏教の信仰をはじめたなら、息子さんはお母さんを仏さまに導いたことになります。仏教では親を信仰に目覚めさせる事は最高の功徳と説かれます。もしお母さんが息子さんの死を通して、他の子供の幸せのためにボランティア活動を始めたら、ボランティアで救われた子供たちは息子さんが救ったことになります。
亡くなられた息子さんの生まれた存在意義・人生の価値は、母であるあなたにかかっているのです。息子さんはあなたの守護霊になって必ずあなたを救ってくれることでしょう。辛くなったらお寺に行ってお説法をもらいましょう。今はネットもありますので、ネット相談でもきます。ハスノハにも個別相談があるので使ってみてください。
今はまだ悲しみが続きますが、忌日供養を通して、心を落ち着け、息子さんの悲しみをあなたの人生の力にしてください。それが息子さんの願いでもあるはずです。
応援します。合掌
息子さんはいつのあなたのそばにいらっしゃいます
拝読させて頂きました。
あなたが毎日の生活の中で息子さんのことを忘れていくこと、そしてそのことを現実逃避していると感じておられることを読ませて頂きました。あなたが自分のことは冷たい人間なのではないかとお感じなさっておられることを読ませて頂きました。あなたがそのように思われることもよくわかります。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
息子さんが必ず仏様に導かれて心安らかになります様心から仏様にお願いさせて頂き、ご供養させて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
息子さんは必ず仏様がお導きなさって下さいます、親しい方々やご先祖様方にあたたかく迎えられ心から安心なさり、ご先祖様方と一緒に一切の苦しみからも救われて心安らかになることでしょう。息子さんはご先祖様方と一緒に心清らかに円満にご成仏なさっていかれます。そしてこれからもあなたやご主人様やご家族の皆様をいつもいつも片時も忘れることなく優しくお見守りなさっていて下さいます。
息子さんはあなたや皆さんと一緒に一生懸命にその人生を生き抜いていかれたのです。そしてあなたと息子さんとのご縁はこれからもずっと永遠に続いていくのです。
あなたが毎日の生活を一生懸命に送っていら者る時にもあたたかく見守っていますし、親しい方々と一緒に心から楽しく過ごしていらっしゃる時にもそばで共に喜んでいて下さいます。あなたがさみしいと思っている時にもそばで寄り添いなぐさめて下さいます。あなたと息子さんとのつながりはこれからも深くなっていくのです。
あなたがいろんなことで没頭していたり忘れていたりしても決して息子さんはさみしがったり悲しんだりはなさいませんよ、いつもあなたのそばであなたを優しく包んでいて下さいますからね。あなたはこれからも息子さんと共に生きていかれるのです。どうか安心なさって下さいね。
いつの日かあなたがその天寿を全うなさる時にも必ず仏様があなたをお導きなさって下さり、息子さんが沢山のご先祖様方を連れてあなたをあたたかく迎えて下さいますからね。そして仏様のもとで親しい方々やご先祖様方と一緒にあなたと息子さんは喜び合い分かち合うことでしょう。
あなたがこれからも息子さんとのご縁を大切になさりながら皆さんと一緒に心から安らかに幸せに生き抜いていかれます様心より息子さんにお祈りさせて頂きますね。
質問者からのお礼
染川さま
住職さまでよろしいのでしょうか、
お優しい言葉ありがとうございます。
まだまだ、泣いてばかりです。心が落ち着く日がくるのか本当に不安です。
以前知り合いに話したとき、住職さまのように、「息子は生まれたことに意味があった。今後はお母さん(私です)がどうするかに意味がある」と仰られた方もいました。やはり、その通りですね。自分でも解っているつもりです。それだけ真実なのだと思います。
まだ寂しい時間も多いですが、時間ととともに、少しでも前を向けたら良いな、このまま腐って腐って過ごしたくはないなと思っております。
本当にありがとうございます。
自慢の息子ですので、いつかは自分を自慢の母だと思えるようになりたいです。
Kousyoさま
温かいお言葉ありがとうございます。
寂しいときも、少し現実逃避しているときも、息子が側にいると思えばいいですね。
私、息子のこと、大好きなんです。
いつの日か天寿を全うできる日まで、息子が守ってくれると思って、過ごそうと思います。