人と関わる自分が想像できない
初めて相談します。よろしくお願いします。
私は小学生の頃から不登校で中学も保健室登校、高校は通信制をなんとか卒業しました。不登校の原因は、いじめなどこれといった原因はなくて自分でもよくわかりません。
高校卒業後は大学に進学する予定でしたが、受験直前になってすべてどうでも良くなり試験を受けさえしませんでした。
その後2年間引きこもりをして今に至ります。
高校を卒業してから、自分のことがどうでも良くなり去年の11月くらいまでは将来のことなどは全く考えていませんでした。でも、急に来年から何か始めてみようという気持ちになって専門学校を調べたり見学に行ってみました。
そこでここがいいかなという目処はたっているのですが、実際通うとなると今までずっと人と関わって来なかったので周りと合わせてやっていけるか心配でまだ決められていません。
今までの不登校も自分でちゃんとした原因がわからず、なぜか学校に行こうとすると頭が真っ白になって動けなくなってしまい通えなかったので、専門学校もあまり自信がありません。
でも来年度からなにかしたい気持ちはあり、いまいち決断できない状況です。
自分がこのままじゃダメだから、変わりたいという気持ちはあるのですが人と関わる自分が想像ができず何から始めていいかわかりません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
対人関係もスキルです…
『自分のことがどうでも良くなり』…そんな感情から脱出しましょう。
その為にも『人と関わる自分が想像ができず何から始めていいかわかりません』…という状況を克服しましょう。
「人との関わり」も結局はスキルなのです。技術であり、訓練・練習で伸ばすことが出来るものです。
僧侶という立場上、多くの人と出会い、話すことがあります。
一時期、人と話すと顔面がこわばってしまい、「まずい、顔がこわばってる。相手にわかってしまう」…そう思うと余計に顔がこわばってしまう負のループに苦しんだことがありました。
結局はいつの間にかその症状から脱却できたのですが、その解決の根底に「顔がこわばるのも今の本当の自分であるから、この自分を受け入れよう」という考え方があったと思います。
あなたが人との関わりがうまく結べないのは単なる「経験不足」です。
ですから、結論申せば、顔をこわばらせて、言葉に詰まって、「ああ、相手に変な人だと思われてる」と感じながら、「…これが今の素の自分だ。それは受け入れよう。認めよう」と、腹をくくって相手と向き合うしかありません。
対人関係はスキル・経験なのですから、その「恥ずかしく、経験したくない」経験を積むことで徐々に上達していきます。
あなたの抱えている悩み「対人関係」への特効薬はありません。あったら、世の中の多くの人、いえ「世の人全員が抱えている対人関係の悩み」など この世から既に消え去っているでしょう。
そして、あなたのポイントが高いのは、『自分がこのままじゃダメだから、変わりたいという気持ちはある』ところです。
あきらめないで下さい。いえ、自分の人生あきらめられませんよね…。
「対人関係はスキルである。失敗してしか上達できない。失敗の原因を考え、次は同じ過ちを犯さないように心掛ける」ことを守って下さい。
出来たら仏様お相手に、対人関係の、又お話しの練習なさって下さい。
仏様はあなたの顔がこわばっていようが、言葉に詰まろうが、全く変わらず穏やかにあなたに付き合って下さいますよ。寄り添い、支えて下さいますよ…。
あなたのスキル向上を心より応援しております…。
質問者からのお礼
お答えありがとうございます。
対人関係はスキルなのですね。
そういう風に考えたことはなかったのでなんだかスッキリしました。
「失敗してしか上達できない。失敗の原因を考え次は同じ過ちを犯さないように心掛ける。」というのを守りできる限り頑張りたいと思います。
ほんとにありがとうございました。