上の子どもとの関わり方について
小学校高学年となる上の子は、好奇心旺盛で天真爛漫、困っている人がいるとすぐに助けにはいる優しさがあるのですが、とにかくプライドが高く負けず嫌いです。
そんな上の子ですが、ここ数年努力をまったくしなくなりました。
母親である私自身は何の才能もなく、生まれ育った環境も良いとは言えなかった為、毎日が努力の日々でした。
そんな自分の経験も踏まえ、子供へと幼いころより努力の大切さを教えてきたのですが、天才気質で一切努力せず育った主人は「上の子は俺とそっくりだから努力しなくても大丈夫だ」と言い聞かせ、近くに住んでいる主人の義両親も同じように上の子へ努力の必要なしと言っており、このことで度々「そういう事を子供に言わないで欲しい」とお願いしておりましたが叶わずでした。
上の子は、母一人の言葉よりも、自分を褒め称える主人や祖父母こそが自分を理解してくれると思うようになり、努力をしない道を選び、母である私に言われていやいや宿題など取り組む姿がありました。
結果、学校や塾での成績が一気に落ち始め、ここで初めて主人たちが一斉に娘に対し努力しろ!と言うようになり、上の子としては、急に人格が変わったような主人たちの態度に戸惑い、反抗心だけを滾らせるようになりました。
母である私としては当然の結果だと思っています。
とはいえ、親としては何とかしたいと思っており、子供の立場にも立ち一緒に考え、これからは少しずつでもこうして行こうと声かけしてますが返事だけ立派で、楽な方楽な方へと傾き一向に努力は行動に移されず、とうとう嘘までつくようになり、主人が頻繁に叱るような日々となっております。
これまで、子供のなかで母である私という存在は「お父さんや祖父母に否定されるような人」という立ち位置のようであり、今更母の言葉の言う通りだったとしても受け入れ難いようで、以前よりも母である私の言葉は受け付けてくれません。
逆に、この状況は子供自身が現実を見始めており、言い続ける事で精神的に追い込まれる結果となるのであれば、距離を置き出来るだけ言わないようにして様子を見守り、必要に応じて手を伸ばすべきであるかもと主人に相談をしましたが、勉強しなさいと声かけしないのは育児放棄だと言われ、話が噛み合いません。
このような場合どのような対応が子供にとって望ましいといえるのでしょうか。
相手の感情に同調しやすい
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コントロールできないこともあっていい。専門家への相談も検討を
相談者様は、努力が大事だとこれまで子供に言い続けてきたのですね。ところが放任主義だった夫や、義父母が、娘さんの成績が落ちてきた事で努力をしろと手のひらを返した。娘さんは追い詰められ逆にお母様が優しく接するようになったのですね。しかし責任放棄と言われる上、お子様も父の変化に戸惑っていてどう接したらいいのか。子にどう対応すべきかと悩んでおられる。辛いですね…。この問題は、色々な問題が絡み合っている気がしますので、整理してみた方がいいと思います。
①子供から、相談者様が父・祖父母から否定されるような人と見られている。②相談者様自体の生き方が認められていない、自分も受け入れられていない。③夫や義両親と話がかみ合わない。④子供が思い通りにならない。⑤子供がかわいそう。
相談を読んで思ったのは相談者様は娘さんの事をすごく心配しているのですが、私は何か相談者様が今まで努力してきた価値観や生き方を、夫や義両親に大切にされていないと感じておられる。またそのことによって、相談者様自体が、自身を大切にできていない、受け入れることができていない。家族の中で居場所がないように感じているのではないでしょうか?それが娘さんの問題に集中してしまっているけれど、一つはあなたと夫・ご家族の関係性の問題が横たわっているようにも感じるのです。実はこれが大きな問題なのかも…
私たちは0か100かで考えてしまいます。本当は努力主義と放任主義の極端な2択ではないはず。無数のグラデーションがある。
子供も急には変われるはずがありません。でも、きっと目に見えなくても変わろうとはしているはずです。大人に必要なのは、精一杯サポートする、という姿勢を折に触れて見せつつ、その子を信じることではないでしょうか?無理に子供を変えようとしても、子供はますます変われない自分を責めてしまいます。場合によっては、両親を恨むことになるでしょう。子供によっても、違います、千差万別で一つの答えはありません。反抗期にも入る時期ですし…こういう状況は普通です。
千字の字数制限でほとんど答えることは出来ないのですが、家族の関係をほぐしたり再点検することも大切かもしれません。他者に相談することも大事です。
【おすすめの本】『おやときどきこども』『親子の手帖』(鳥羽和久著)夫さんと娘さんで読んでみて欲しいです。れんげさんと状況が似ています
質問者からのお礼
回答いただきましてありがとうございます。
ご指摘いただいた通り、私自身の立場は複雑です。一度、子供には母である私の状況も話しまして、そのうえで子供に無理せず前進できる道としてはどのようなものがあるのか、一緒に考えていこうと思います。
ありがとうございました。