夫の病気に伴うさまざまな悩みについて
夫との今後について考えてしまいます。
共に46歳子供はおりません。
仲は良い方だと思います。
夫が昨年夏に摘出した臓器から癌が見つかり、さまざまな検査を得て体内への転移が無いとの結果です。
ただ、質の悪い癌で転移しやすいため予防の意味で5月頃まで半年間の抗がん剤治療中です。
暫定では転移が無いとはいえ、再発の可能性→夫の死ばかり考えてしまいます。
また副作用できつそうにしている姿を見て将来に希望が持てません。
また昨夏以来、夫婦生活もなく淋しく感じます。
(抗がん剤治療は1週間の薬断ち期間がありますがそのときはお酒が喜びのよう。本人にお酒を飲むと性機能が不能という思い込み有り)
子供が出来ずに苦しみ続けやっと楽になりかけ、穏やかに過ごしていた矢先のことで理不尽さを感じています。
一人っ子で兄弟もいません。
夫がいなくなり、天涯孤独になることを恐れて両親に話したところ『自分の苦しみばかりで本人のことを考えてない。マイナス思考すぎる』と一喝され、それ以来両親とは距離を置いています。
このような中で私が病気になれば良かった、逃げ出したい、死んで終わらせたい…と思ったり、何とかなると思ったり、気持ちの浮き沈みが激しい毎日です。
また考え過ぎて、好きではあるけれどいっそのこと離婚して夫と離れようかとも思う時もあります。
それは冷酷なことなのでしょうか。
気持ちが落ち着かない中で、なるべくは離婚は避けたいですが、それは癌に怯える日々とイコールと思うと気が滅入ります。
最終的に答えは自分の中にあるのだとは確信しています。
ですが、日々、少しでも楽な心の持ちようをご進言いただけましたら幸いです。
趣味の時間は一瞬忘れられますので、そのような時間を増やして乗り切ることが良いのでしょうか。
乱文・長文にて大変失礼いたしました。
お忙しい中大変恐縮ですが、どうかよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人間はいつか必ず死にます
ご主人のガン疑いはたいへん心配ですね。抗がん剤を打たなければならないのでしたら確定ではなくてもかなり心配な状況ですね。でも、考えようによってはそうと決まったわけでもないわけです。大丈夫かもしれない。
ただ、白黒がはっきりしているのは、ご主人もあなたも私も人間は必ずいつか死ぬということです。みんな一緒なんです。早いか遅いかの差はあるけど、御連れ合いを看取るか、御連れ合いに看取ってもらうかというどちらかしかない。そして残った方は一人で死んでいく。現状ではあなたが看取る側としか考えられないでしょうが、逆かもしれない。あなたが看取られる側に立ったときのことを考えたらどうしますか? ご主人の立場に立って考えると、どうしたらよいか、どうしてあげるのがよいか、おのずと見えてくるものがあると思います。
私のところは子供はいますが、昔と違いきょうだいが少ないので、ウチを含め皆さん方、子どもなんていなようなものです。兄のところも子供はいますが、看取りとかということになるとあてにならない状況です。だから、あなた方と子供いる家庭でも大差ないです。
性生活のことはちょっとわかりませんが、ご主人の立場に立って行動なさったら、ご主人にとって何をしてあげたらよいか見えてくると思うんです。するとまた違った夫婦の関係が形成されていくと思います。
質問者からのお礼
藤岡様
このたびはご多忙の中ご教示をいただき誠にありがとうございます。感謝でいっぱいです。
藤岡様の言葉を何度も何度も読み心が少し落ち着きました。
自分勝手な考えを改めて、夫の立場を考える。
優しい気持ちを持って過ごしてゆこうと思います。
先のことは誰にもわからないのだから、せっかくなら少しでも楽しい気持ちを持ってゆきたいものです。
お礼が遅くなり申し訳ございません。
まだ寒さが続きますのでご自愛くださいませ。