がんの治療をしたのに消えたくなります
長文失礼いたします。
私は以前がんの治療を行い、現在経過観察中です。
治療をしていた時は死にたくないと思っていたし、治療も前向きに考えて取り組んでいましたが、治療が無事に終わってからは生きることが辛くて死にたい思いがどうしても消えません。
こんなことを言うとせっかく治療を乗り越えたのにと色々な人から怒られますが、できることなら生きたいと思っている人たちに自分の寿命を分けて自分は消えてしまいたいです。
死にたい気持ちが消えない理由はわかっていて、治療の関係で足に障害が残ったこと、友人達は働いているのに自分はまだ働けていないこと、病気が理由で付き合っていた人からふられたことなど、周りは先に進めているのに自分はなりたくなかった病気のせいで取り残されていると感じて、未だに自分の現状を受け入れられていないからだと思っています。
また、最近は仲の良い友人が鬱になり、病気の辛さでマウントを取られるようになって、余計に死にたくなるようになりました。
せっかく治療を終えて生きているのに死にたいと考えてしまう私が生きていることが、今頑張っている人や亡くなった人に申し訳なくて、余計に死にたくなる悪循環を繰り返してしまいます。
このような考えをなくすためにはどうしたら良いでしょうか。
アドバイスをいただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
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そらさんのご心痛お察し申し上げます。
癌の治療大変でしたね。今は経過観察中とのこと。
私も1年半前、同じように抗がん剤治療、放射線治療を受けて経過観察中です。
さて、3年程前にもご質問されていますね。どうやらその時の色々なお悩みが、うまく改善さていないのかな。
どのような原因でがんを発症されたかは専門医ではありませんから分かりませんが、肉体的な原因とは別に、精神的な面も実は癌を発症させる原因であると思っています。誰でも癌になる要因は持っているそうですが、発症するかどうかは、単純な例でいえば「病は気から」と言えます。でも、ほとんどはその原因に気づかないということです。
そらさんのご心境も分かるような気がしますが、まずは他人との比較することはやめましょう。元々、健康体で働いている人や日常生活を送っている人と比較すること自体に意味がありせん。
当然、私も含め様々な病気、障害を持った方は健常者の方と体力的にはハンディがあって当たり前です。抗がん剤治療中は多くの制限が掛かっていたと思います。日常生活でも注意を払っていたと思います。
肉体的はダメージがあり不自由かもしれませんが、心、精神、考え方まで病気になる必要はありません。知人で若い頃事故で足が不自由になりましたが、その後、車椅子スポーツで世界記録をいくつも出されてた還暦になる女性がおられます。先日も来られたのですが未だ現役とのことです。
私も、悪性リンパ腫でしたが、抗がん剤治療、放射線治療中は、全くがん患者と意識していませんでした。そんな風に思っていませんでした。治療後、FBで治療日記を書く時に、はじめてそのことに気付きました。病気を意識していなかったのです。
そらさんと私とは違うかもしれません。でも、正直自分が「がん」になるとは思っていませんでした。しかし、それも意味があったのだと思います。現にこうして体験を通じてわずかでもお話できるからです。
せっかく頂いた人生であり命です。自分の置かれた環境、境遇から学ぶことも多々あり、それ以上に、そらさんのご両親や兄弟、家族、友人がどれだけ心配しているのか考えてみませんか。
そこにあるのは感謝しかありません。死んでもなんにも残りませんし、むしろ今、解決しておかない課題(今の苦しみ)は、再度、初めからとなります。
また、いつでもお話しください