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夫との生活で孤独を感じ辛いです

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 結婚26年、夫婦2人暮らしです。専門職の道に進み、図らずも子どものいない人生を歩んでおります。夫は仕事柄、食事や寝る時間が遅く、結婚当初からすれ違いの生活です。家族というよりシェアハウスの住人のような感じです。

 これまで私は仕事や友人らとの交流で忙しくすることで、夫との時間が少なくても寂しさは紛れていました。しかしコロナで人との交流が減り、時間を共にしてきた人達はステイホームで子どもを中心に家族の絆を強くしているように見え孤独を感じます。

 また、共感してほしくて夫に仕事の愚痴をこぼすことがあったのですがダメ出しをされ、悲しくなり話すのを止めました。

 時を共にしない、日々の事を話さない…虚しいです。子どもがいれば絆が深まったのだろうかとうつうつとします。一方夫は私の事を全面的に信頼し家事家計、お金の使い方など何でも好きにさせてくれます。でも、私は話をしたり共感してくれたり、何か一緒にやったり、抱きしめてもらいたいのです。これについて話し合いもしますが、責められていると感じると言われたり途中で居眠りをされたりします。
 
 夫は恐らくマイペースな性格も仕事の時間もあまり変わっていません。私がコロナで生活が変わった事で、友人や同僚や兄弟とは共感したり充実した時を過ごせていたのになぜ肝心な夫とは共感し合えないのかと現実に直面してしまったのだと思います。話して共感し合えない夫といると辛いです。心の持ちようについてお言葉をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

全てを夫に求めていけば不満も出るし、難しいのかもしれません。

そうですか。。。(似ていますね私と)
整った環境であっても、子どもがいたとしても、巣立てば2人暮らし。人生連れ添っていくのは、夫婦なのですよね。

生活はしていけても、日常の喜びや驚き、辛さや悲しみも、わかってくれる人がいる、そばにいる、ってだけで何倍もの安心に変わるのにね。そんな時間を共有出来ないのは、やはり寂しく虚しいものですよね。

こちらから話しかけても、聞く気がないなって言葉や態度に、あ〜私に関心がないのだなと感じてしまったり。
生活面で信頼を寄せてくれていても、2人で一緒に過ごせる予定や楽しめる計画を立て、貯蓄していくという励みにもならず。
完璧にこなせる人がいたら、これって私でなくてもいいのではないか。何のために、私はここで生きているのだろうって。考えてしまうこともありますよね。

他にコミュニティを持ったり、活動する居場所を作っていくのは大事ですね。

心を許せる安心の居心地や存在と、何でも相談できる頼れる存在は、同じでなくてもいいのかもしれませんよ。

全てを一人の人(夫)に求めていくほうが不満も出るし、難しいのかもしれません。
私は、結婚生活でそう理解しています。
じゃないと、ここで生きていけませんもの。

今は外での活動は盛んに出来ませんが、お篭りは学びの時間だと思って、仕事や活動に活かしています。そこには、同じ目的に向かう仲間がいますから。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

中田さま
 お忙しい中、ご回答くださり誠にありがとうございます。「似ていますね、」と言ってくださったこと、「心を許せる安心の居心地や存在と、何でも相談できる頼れる存在は、同じでなくてもいいのかも」とのお言葉、心に残りました。それから「2人で一緒に過ごせる予定や楽しめる計画を立て、」と。まさにおっしゃる通りなのです。旅行や家電の買い替えなど私が言い出し、夫に提案するのです。共同作業がしたいです。
 夫以外に頼れる存在・場所を持つことに何となく罪悪感がありました。それと夫は私の事を何でも分かってくれていると、庇護されていると思いたかったのかもしれません。夫ばかりに一極集中せず頼れる存在を、という事ができるのだろうか…中田さまはそう理解されているとのこと。一歩先を行かれる方のお言葉を聞けてありがたいです。
 よく考えると、これまで夫が支えてくれたり、家事を手伝ってくれたことに感謝せず、やってくれないことばかりに目が行くようになっていました。歳とともに傲慢さが出てきたのだと思います。謙虚さを今一度身につけたいと思います。
 何でも相談できる存在を持つことと、夫への感謝、上手く両立出来たら心がもう少し穏やかになれる気がしてきました。
 お言葉と共感をいただき誠にありがとうございました。
 
 
 

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