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子供に対しての心配が行き過ぎている

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

初めまして、はるままと申します。
私には生後11ヶ月になる子供がいますが、出産後から今に至るまで、毎日不安で不安でたまりません。
というのも、「この子が何か事件に巻き込まれたらどうしよう」「いじめや犯罪の被害者にも加害者にもならないように、強い心の子に育てなくては」などと心配しすぎているのです。
産後半年くらいまでは産後鬱やホルモンバランスの乱れによる一時的なものだと思っていました。しかし産後11ヶ月になって、益々心配事は増すばかり。
子供を心配するのは誰にでもあるとは思いますが、私の場合、夢を見ればうなされるような悪夢(実際にうなされて夫に起こされます)、心配しすぎて涙が出てくる、幼い子の事故や事件のニュースを見ると絶望的に心が重たくなり、3日間はその事が24時間頭から離れない、など自分でも行き過ぎている自覚があります。
更に悪いことには、愛するこの子が酷い目に遭っているシーンや、逆に他人に酷いことをしているシーンが鮮明に事細かく頭に浮かんでしまい、気が滅入ってきました。「絶対にそうなってほしくない、絶対にそうならないという確証が欲しい」と思っていることの現れだとは思いますが、こんなことを考えて妄想してしまう自分が許せません。

私には、子供の頃ある人物に酷く心を傷つけられ、今でもフラッシュバックする過去があります。そのため、自尊心が正常に育たず鬱傾向があるのではと自己分析しています。
他にも、中学の時に仲良くしていたグループの子たちに仲間外れにされ、後から「○○(私)は性格が暗くて反応も悪い」と告げられたことがありましたが、それも私の自尊心の低さが原因だったのではと思います。

子供には私のような想いはしてほしくありません。
心が優しく強く、自尊心の高い子に育ってほしいです。
犯罪やいじめ等の加害者にも被害者にもなってほしくないです。
だけど、私のような不安定な精神状態の母親のそばにいて、この子も正常に自尊心が育たなかったらどうしよう、心配症が移ってしまったらどうしよう、と心配です。
いつも、「大好きだよ、大事な存在だよ、」と、話しかけたり、愛情は沢山伝えるようにしています。

こんな状態の私は何からどう変えていけば良いのでしょうか。
こんな私に考え方、生き方のヒントをいただけますでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

いろんな経験を親子で積み重ねることです。早めの園も考えて。

なるほどね。自分の育ってきた環境から、お子さんの身の回りのことに、過剰に心配をしてしまうのは仕方のないこととは思います。

ただ、子どもでも自分のことでも、想定はしても、必ずしもそのようには進みませんし、そうなったら なったで、適応していくように今何が必要かと考えられる力をつけてほしいなと思います。それには、いろんな経験を親子で積み重ねることです。

あなたが心配なことでも、子ども自身は平気で越えられることだってあります。それは、子どもにとっては、心配事よりも 良き経験になることもあるのです。

まだ、11ヶ月ですが、出来るだけいろんな場に参加してみましょう。
親子参加の育児サークルや、今後の保育園や幼稚園のプレ教室など。先輩ママさんや、園の先生などがサポートしてくださるし、心配だと思っていたことでも、何も問題は起きなかったなと、安心も実感出来ますよ。
この先、園も考えてみたらいいと思います。
ママが心配性なら、園の集団生活は早い方がいいかもしれません。

また、不安なことがあったら、メールをくださっても構いません。一緒に、ママ自身も育っていきましょうね(﹡´◡`﹡ )
あなたの子だもの。きっと良い子に育つわ◎

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

ご丁寧なご回答をいただき、ありがとうございます。「今何が必要かと考えられる力」、とてもヒントになりました!確かに私は、心配事ばかりで実りのある事を考える時間を持っていませんでした。
親子で一緒に経験を積む、今この瞬間から意識して、実践してみようと思います。親だから「教える」ことばかり考えていましたが、私も一緒に成長していけば良いのだと、リラックスできた気がします。また、女性のご住職様からのアドバイス、とても嬉しいです。
最後の一文で泣いてしまいました、そのお言葉を大切にしていきます。
軽々しく口にする言葉ではありませんが、「救われ」ました。本当に、ありがとうございます。

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