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極端な考え方・行動

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

極端な考え方・行動をとってしまいがちです。

20代の学生です。
気分屋なのか、熱しやすく冷めやすいのか、事あるたびに極端な考え方・行動をとってしまいます。

例えば現在免許を取るために自動車学校に通っているのですが、最初は早めの免許取得を目指して意気込んで通い始めたものの、うまく出来ない自分に嫌気がさし始め、高かったモチベーションも下がってしまい、予定を先送りにしがちになってしまっています。

ゴールは分かっているのに、小さい事につまづいてやる気を無くしている情けない自分に気付いてはいるのですが、昔から「うまく出来ないのならやめてしまえ」というような考え方をしてしまうところがあり、それが染みついている気がします。

小さい事につまづいて落ち込み、そんな自分に情けなさを感じてまた落ち込み、という考え方に向かって行ってしまいます。

人間関係であっても他人との距離感が極端です。
自分の調子のいい時は、心の距離をすごく近づけてコミュニケーションをとり、調子が悪い(気分が乗ってこない)時は、ドライな対応をしてしまう、といった具合です。

気持ちに波があるというか、それをコントロールできずに振る舞いが我がままになってしまいます。

どうしたら極端な考え方・行動を治せるでしょうか。
どなたかご意見いただけたらと思います。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今よりちょっと視野を広げてみてはいかがでしょう。

orangeさま

質問拝見いたしました。昨日中にお答えしたかったのですが、寝落ちしてしまい、回答が遅くなり申し訳ありませんでした。

端的に言いますと。自分の周りを大きな目で客観的によく観察することです。

私自身、orangeさまと似たような部分を持ち合わせていますが、とてもお気持ちがわかります。
仏教的には「自我を離れる」などと、言葉ではありますが、
「主人公」いつでも自分の場所で自分にになりきる、という言葉も同時にあります。

もし、自分の性格や、行動が、「悪い方向」に向かいそうな時は、一歩立ち止まる。
逆に、自分の性格や、行動が、「良い方向」に向かっていきそうな場合は一歩、立ち止まった上で、「正しい判断の上に」自信を持って行動されてはいかがでしょう、失敗は当然つきものではありますが、失敗は成功の種になり、成功は、未来への自信につながります。

世の中や、周りを大きな目で深く観察していけば、お持ちの思考や性格を変えずにありのままでいられるのではないでしょうか。生き急いだり、早とちりをすると、思わぬ失敗を招いてしまいます。

自分の性格を深く理解し、良い方向へと転じていくような生き方をされてみてはいかがでしょう。

これが私なりのアドバイスです。

拙い回答ではございますが、お答えさせていただきました。合掌

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こんにちは。 埼玉県秩父市のお寺で住職をさせて頂いております、野村圭秀と...
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「中道」

orange様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

極端な考え方・行動にお悩みのご様子・・

まさに仏教は極端を避けての「中道」が求められることになります。

仏教でのよくある例えとしましては、琴の弦は強く絞めすぎると、音が張り過ぎてあまり良い音が出なくなり、やがて弦が切れてしまっては音が出せなくなってしまいます。かといって、弦を絞めるのを弱くしていくと、音に張りがなくなっていき、やがてゆるんでしまっては音が出なくなってしまいます。強くもなく、弱くもない、中くらいに締めたところで琴の弦は丁度良い音が出ることとなります。

では、どれぐらいが丁度よいのか、いい塩梅となるのかと言えば、琴やギターでも実際に調律しながらでしかできないように、私たちも実際に経験・体験しながらに、また、経験者や体験者のアドバイスも参考に、修正していかないといけません。

ただ、orange様の場合、極端な考え方・行動に気を付けないといけないと、平素からお考えになられながらであれば、それである程度修正もできていくのではないだろうかと存じます。

中には、何が自分にとっての極端になるのかが分からないこともございますし・・

とにかく、常に自らを省みる謙虚な心があれば大丈夫であるかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

野村圭秀さん

ご回答有難うございました。
悪い方向に行きそうな時も良い方向に行きそうな時も、一歩立ち止まる、というご回答を見て一歩立ち止まってもいいんだ、と思えました。
昔から周囲を観察してしまうところが自分にはあるので、観察をしてそれを生かして自分がありのままでいられるようにしていきたいと思います。

川口 英俊さん

ご回答有難うございました。
僕は趣味でギターを弾くので、例えがとてもしっくりきました。
確かにチューニングは実際にやってみないと分かりません。
経験、体験を重ねて調整をしていく
ギターの調律のように、というイメージをもっていたいと思います。

お二方、ご回答有難うございました。

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