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あなたの存在感が増してきたからかも
前の住職のお友達のところのことが参考になるかもしれません。
前の住職(故人)のお友達のお寺は、お友達(ご住職)と長男さん(後継住職、若様)が犬猿の仲でした。若様は、お父さんが嫌いで極力会わないようになさっていました。一緒にいたら常にぶつかっていたからです。
ところが、ご住職が悪性のガンに罹られ見る間に体調が悪化していくなかで力関係が完全に変わってしまったそうです。ご住職のターミナル期だけが親子の関係がよかった、この時期は本当に貴重な時間だったと、若様(つまり今の御住職)はご住職のお通夜の際、語っておられました。
あなたと実のお父さんの仲が険悪になっているのは、力関係が拮抗しているからかもしれません。やがてお父さんの体力や知力が落ち、力関係が変わるとお父さんがあなたに甘えたり、弱みを見せたりする時が来ます。
現在の状態がずっと続くということはありえません。諸行無常といいますが、人間関係ほど日々変化するものはありません。いまに仲が悪かったときのことを懐かしむ時期が訪れます。現状をそのままに受け止め、家族だからこそむき出しの感情のぶつかり合いが可能なんだと楽観的にお考えになっては如何でしょう。
以下は、質問者さんからご返信を頂いた後、書き足した文章です。
事情が呑み込めました。そんな状態で同居なさっているならシンドイですね。
お父さんはもう老境に達しておられるのですから、あなたの方が高所からご覧になるしかないと思います。「お父さんはトシなんやから」と諦めることも大事です。お父さんは年齢が高くお父さんに側に変わってもらうのは不可能に近いといえます。だから先ほど申したようにあなたが見方や考え方を変えるしかなく、お父さんと同じ地平に立つのではなく、お父さんとの関係を高いところから眺めてみるということじゃないかと思います。
質問者からのお礼
お返事頂戴しまして、大変ありがとうございます。ほぼ、うまくいかない理由は普段の生活の中で起きています。例えば私はフルタイムで仕事をしてきてから夕飯の支度をするのに、父親は隠居で夕飯は夜7時までには食べないといけないだのという、父親の勝手な生活習慣に参る日々…。なんとか穏やかに過ごしたいものです。
再度のお返事ありがとうございます。私が父親にブチ切れると、今度は母親が悪がって私をなだめにきます。それも悪循環だとわかってはいますが、毎日のことなので自分の気持ちを抑えられない時もあるんです。少しずつ
私が変わっていこうと思います。ありがとうございます。