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社会不適合者になるのでしょうか

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

先日相談させて頂いた追記のようなものになります。先日はご回答ありがとうございました。

社会人になってから、特に色んな事に神経が過敏になりました。
私は周りからアンタは鬱にはならないよって言って貰ってたので、私は鬱や精神疾患とは無関係なのだと思ってました。
実際鬱ではないとは思っているのですが、音に対して異常な程の嫌悪感があります。
理解されにくいのですが、(特に深夜に)他人が立てる物音に対して涙と震えが止まらなくなる程の恐怖を感じます。
このような症状の例があるみたいなので調べたら心療内科での受診だそうです。
ですが、そこで鬱や精神疾患を診断されるのがとても怖いです。
社会不適合者なんだと認知されるのが嫌で嫌で仕方ないし、そんな自分をもっと嫌いになってしまいそうです。
それに、母は精神病を特に嫌ってます。
母の周りに鬱が多かったみたいで、アンタだけは精神病にならんでね!と言われたことがあります。
母も大変なのに、精神疾患がある娘がいるなんて母に負担をかけたくないです。
それでもこの文章を打つのでさえ指が震えてしまい涙が出てきます。

本当の気持ちは病院に行って1ヶ月程実家で休養したいのですが、
金銭面、仕事の昇級の時期や、周りの迷惑を考えて一歩進めずにいます。

心が楽になるアドバイスを頂けたりしないでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

拝読させていただきました。

経験を重ねていく内に、神経質になりがちな苦手な事は誰しも出てくるものです。

音のことですが、こんな実話があります。
幼少期から幹線道路沿いで育った人たちは、大人なってからマンションや家を選ぶとき、かえって閑静になると静かでは不安が増すからと、幹線道路などの音のある所を選ぶこともあります。
また、音があることで様々な騒音や排気ガスなどにより、窓が開けれない等、それに伴う不安要因が増し、過敏になっていく人もいます。

◇仏教では「因果の法則」です。
  ・原因があるから結果

不安という要因を作らないように心がけることを軸に思考回路をもっていくことが大切でもあります。
また、先のことを考えないようにも心がけていくことも大切です。
起こっていないことを見据えていくことは経験と知識から起こる原因でもあり、先の不安に気付いたときは、違うことを考えたり、だめだめこんな風に考えては。などの信念をもつことです。

病名というものは過去から比べると、どんどん増えていっています。
何かしら精神科医に薬を処方してもらうため、患者に対して病名を伝えることで、やっぱりそうだったんだと納得させるためなど、理由は一概には言えないものですが、病名は誰にでも付けれるものです。

今、わたしは携帯電話から返答を打っています。おそらく周囲のお客様からは、「あの人ゲームしてる」「あの人、携帯依存症だわ」など、人目からも様々です。
他人様の言うこと、見られることはまずあまり気にしないこと。

神経が過敏になっている時期でもあると感じます。

何事も練習や勉強というもの対し、努力をすれば上達していくものです。
マイナスやネガティブや不安感情も考えれば考える努力(練習、努力)をすれば、不安が上達していくものです。

焦らず、焦らず、時間とともにゆっくりと生きていきましょう。すべては諸行無常であり、すべては過ぎ去るものです。安心という先を見据える思考回路にもっていけます。必ず。

合掌

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うつ病の人は社会不適合者ではありません

こんにちは。

 うつ病の人は社会不適合者とお考えのようですが、そのような考え方は差別を助長しますし、あなたのように診断を恐れ悪化させてしまう懸念もあります。うつ病患者は決して社会不適合者ではありません。
 うつ病は「心の風邪」と言われます。誰にもかかる可能性があり、薬で治します。風邪であっても「私は風邪じゃない」と意地になって治療をしないでいると、どんどん悪くなってしまいます。うつ病も早期発見早期治療が大事です。
 一度きちんとお医者さんにかかり、しかるべき治療を受け、必要ならばしっかり休みを取ることをお勧めします。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

遅ればせながら、ありがとうございました。
当時は情緒不安定でお礼を書く余裕もなかったのだろうと思いますが、御二方に確実に救われました。感謝致します

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