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バラバラの家族、鬱状態の姉

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

暗い未来を避けるために今、何をすればいいのか分かりません。
まずこれまでの経緯を聞いていただけますか。

家族→父親、姉、自分 母は10年前自殺により他界
現在は父親は独り暮らし、姉と私は同居しています。

父親は昔から子供には説教ばかりで日常会話がなく、特に姉を馬鹿にしてばかりでした。
母親はそれを止める事ができず空気状態。家族内での会話はほとんどありませんでした。
そういった家庭で育ったからなのか姉も私も人とのつきあい方がわからず、いわゆる自己肯定感はとても低いです。
人からよくいじめられ、人間不信が強まって、ますます人と関われなくなっていきました。
ふたりとも無気力無関心・自己否定感にとらわれる鬱状態で長年過ごしてきました。

でも私のほうが姉よりは多少元気です。
だからこれまで姉の話を聞いて励ましたりしてきました。
ただ、もともと会話のない家族でしたから二人の間に親密さや絆みたいなものはありません。もっといえば私は姉の事をそこまで好きになれません。
また私も辛いのに姉の話を聞く事に疲れてしまい、もう暗い話ばかりしたくないと言ってしまった事もあり
信頼できる気のおけない家族とは言えない少しギクシャクした表面的な関係になってしまいました。

前置きが長くなってしまい、すみません。
姉のほうが問題は根深く、調子が悪化しているように見えます。
私は多少元気を取り戻してきました。
だから、私が姉のために出来ることをするべきなのだと思いますが何をしたらいいのか分かりません。
大切にしてあげたいという心を家族に持てないからです。

姉が母と同じように自殺するのではないか、それをどう防げば良いのかという不安・焦りをジリジリ感じる一方で
この不安から解放されたい、悩むのに疲れた、自分のことだけ考えたいという勝手な考えが浮かびます。

でもそんなことは無理だと分かっています。もっと家族を大切に思いたいです。
どうすればそんな気持ちが生まれるのでしょうか。

気持ちがなくてもとにかく行動するべき
なのでしょうか?
でも、何を行動すればいいのか?姉の問題に私がへたに手を出さないほうがむしろ正解なのか?

長文ですみません。
とにかく誰かのご意見が聞きたくて相談させていただきました。
よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

頼れる先をたくさん持つこと。居心地いい逃げ場を見つけて。

父から責められるような環境で、母からもしっかりとした愛を感じ受けられないような中で、育ってこられたのですよね。お母さんも、それが悩みだったのかもしれないよね。愛してあげたかったし、私も愛されたかった と。

自分は、ここにいていいのだ、必要な存在なのだ、大切に思ってくれる人がいる、こういった実感を積み重ねてこれなかった。
相手(家族や周り)をどう愛していいのかわからなくもなりますよね。

お2人がね、しっかりと自分を持てるようになる必要がありますよ。それからでないと、支え合うのは、ときには負のエネルギーを多く受けやすく重荷になる気もしますね。

それぞれに、頼れる先をたくさん持つことです。話せる、聞いてもらう、居心地いい逃げ場を見つけていきましょう。お姉さんにも、ハスノハを教えてあげて。

みんなで、支え合っていければいいね。
あなた達は、誰に責められることはなく、大事な存在だと、仏様も私も想っているわ。

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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かに姉と支え合うのは難しいと実感しています。
やっぱり、お互いに頼れる場所を外に作る必要があるのですよね。
今のまま姉と支え合おうとしても、支えるために必要な思いやりや愛情を私は持っていないような気がします。頼れる人や場所を探し、私に足りないものを持っている人から学び、私自身が変わっていけたらと思います。
どうもありがとうございました。

追記
その節は居場所を作るというアドバイスをくださり、ありがとうございました。
あの後、同じ悩みを持つ方の経験を聞いたりカウンセリングを受けたりしまして、そうする中で
「私は家族を悪者にして離れてしまえば不安を感じなくて済むので、家族が嫌いということにしていたのだ」と気付きました。
好きになれないなどと書きましたが
冷静になってみると、相手に腹が立つのは自分の期待の裏返しであって
本当は大事な存在なのだと分かりました。
人を大切にすることを知らない未熟な自分ではありますが、そういう自分をまずは変えていきながら
家族と一緒に元気になれる方法を探していこうと思います。

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