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主人が植物状態になりました。

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有り難し有り難し 18

2019年12月主人が会社で脳卒中で倒れ、そのまま家から居なくなりました。
現在、植物状態で入院中。コロナの為一年以上直接会えていません。何度か危篤になりましたが、それでも中に入れてもらえません。

倒れる前日、家事は一切やらない主人が色々な家事をしてくれてありました。
翌朝は早い出勤でしたので私は寝ていて、最後に何を話したか記憶がありません。
物静かな人でしたが、夜中に地震が起こると私と娘の上に咄嗟に四つん這いになり護ってくれる包容力のある人でした。

娘はアスペルガーの気があり、ベクトルが自分に向いているので、自分は変わり果てたパパの姿を見たくない、出来れば避けたい一心でお見舞いには行きません。二十歳にもなるのに、会いに行けばパパが喜ぶという考えには及ばない様子。言う事もキツくて優しかった主人が突然いなくなった寂しさに襲われます。

月2回5分のダブレット面会で、感謝の気持を沢山話し、反応がなくても話を聞いてくれてる事は分かってるから大丈夫、居てくれるだけで私は癒やされて幸せだよ、などと話しかけて帰ってきます。動けなくても、苦しくても、少しでも幸せを感じてもらいたい。そう思っています。
でも、本心本当に伝わっているのか…

搬送時、心肺停止になった夫の手術承諾書に印を押して良かったのだろうか…
私は、誠実で真摯に生きてきた夫に長い試練を与えてしまったのではないかと罪悪感を感じます。

衰弱していく夫に幸せを感じてもらいたくてタブレット面会に行くのは私一人、夫にまつわる様々な手続きに追われ、誰にも理解されない心の疲弊、先の見えない不安から解放されたい。アスペルガーの心無い言葉を浴びせられる日常からも離れたい。

友達に打ち明けたところで、同じ体験をしていない人に共感はありません。余計に寂しくなるだけ。

誰かに温かい言葉で癒やされたい。共感を得たい。疲れました。優しい人と暮らしたい。孫贔屓の実家での居候生活は娘のワガママを助長します。鬱から解放されたい。全てが嫌です。この状況の中、どんなふうに考えたら飄々と軽やかに生きることができるというのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

スマイルさま

ご主人様のこと、たいへんにおつらいことでございます。

植物状態とはいえ、植物状態から回復された方の証言では、臨床的には植物状態であっても、周りで起きていたことが分かっていた、理解できていたという例がたくさんあります。

また、仏教においては、植物状態であっても、意識が完全に無くなっているわけではなく、例え、粗い意識が止んでも微細な意識がまだある状態として、身体に温もりがある限りは、微細な意識がまだ留まってあると考えるところとなります。

ですので、ダブレット面会であっても、通じて伝わっていることがあるかと存じます。誠に有り難いことであり、想いを伝えられて、ご主人様を安心させてあげて頂けましたらと存じます。

娘さんのことはハンデのことで仕方のない面もあります。ハンデを理解してあげて、どうすればより善くコミュニケーションをもらえていけるようにしてくれるのか、まずは特性をよりよく理解されるところからとなります。正式な診断はまだなのでしょうが、機会があれば心療診察も。あるいは、まずは相談に行かれますのも。本人もどこか生きづらさは抱えてあるのではないかと存じます。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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質問者からのお礼

お返事有り難くいただきました。
今まで沢山沢山投げかけてきた主人への感謝の気持が伝わっていると思え、とても嬉しくなりました。
健康で平凡な日常の中では、当たり前のことが有り難い事だと言うことに、なかなか気付くことなく、こんな姿になって初めて感謝の気持ちを表わす自分は何て無情なんだと思い続けていましたが、お言葉を頂き、心がホッとすると同時にこれからも、やつれた主人から目を背けることなく沢山の感謝で幸せな気持ちでいっぱいにしてあげたいと、心強く思いました。ありがとうございました。感謝致します。

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