過去の過ちに気付き自分を許せなくなる
コロナ禍の影響もあってか、外出する時間が減り一人で居る時間が増えました。
その時間の中で幼い頃から今に至るまでを振り返り、過去の自分が犯した過ちの多さに押し潰されそうになります。
幼い頃の私はとても傲慢で何でも自分が正しいと思っていました。
あの当時は悪いと考えなかった行為も、今思えば周囲を傷付ける酷いものであり、「なんでこのような事をするのだろう」と疑問に思うような嫌がらせを幾度かされましたが、それは傲慢であった私を憎む誰かがやり返しただけだったのだと今なら思います。
その嫌がらせのお陰か思春期につれて傲慢さは減りましたが、やはり自分優先の考えを持つ子供であったと思います。
今は仕事に励み、趣味を共に楽しめるような友人もおります。
ですが仕事の仲間や友人に認められれば認められるほど、自分は認められるような出来た人間では無いのにと思います。
私に傷付けられたことを今も苦しく思っている人が居るのではないか、それなのに私は今を普通に生きている。それはやはり傲慢なのではないか。本当は幼い頃から変わっていないのではないかと。
人を傷付けてしまった罪を消すことはできないと思っています。
謝罪をしようと相手を探しても、時間が経ち過ぎて今何処に居るかわからず。
そして謝りたいと思うこと自体、自分が許されて楽になりたいからではないかと考えます。
ただやはりこの罪を償いたいとも思います。
よろしければ何かお言葉を頂ければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
良いことも、悪いことも消せない
Ryuko 様
この度はお悩みを投稿していただきありがとうございます。
Ryuko様のお気持ちはとてもよく分かります。
私自身も過去に色んな過ちをおかしました。そしてそういった行動に無限な恥ずかしさや悔しさを感じます。
しかしよく見つめてみるとその負の感情こそが、実は心の成長の証ではないのでしょうか。
"あの時は罪深いことをしてしまった"とは一種の気付きでもあります。
気付くことが改める為の一番大事なファーストステップ!
Ryuko様、今のままでよろしいかと思います。そのファーストステップを歩み出しながらどうぞ気持ちよく羽ばたいて下さい。
そして、仰る通り自身の罪深い行動は払拭できませんが、それは良い行動も同じです。
悪いことをやれば、その倍のいいことをしてみて下さい。
必ずRyuko様の将来が照らされることでしょう。
If you do bad, do double good !
岩山宗應 合掌
共に精進していきましょうね
拝読させて頂きました。あなたがそのように過去の自分のことを振り返って反省なさり、そのように人を傷つけることなき様にと日々心がけるのはとても尊いですし、素晴らしいと思います。
私達は誰しもが未熟者ですし、間違いや失敗をしたり罪を犯してしまい人を傷つけてしまう存在です。そのことをしっかりと自覚なさり自らのことを見つめ直していくことができれば少しずつ人を傷つけたり罪を犯すことも減っていき、結果的に人と共に生きることができます。そして人として本当の成長をしていくことができるでしょう。
そしてもしもあなたが過去になさったことや言ってしまったことで人を傷つけてしまったことを思い出したならば、その場でも素直なお気持ちで心の中で手を合わせて神仏やご先祖様にありのままお伝えなさり懺悔なさって下さい、そして傷つけてしまった方々に心の中で誤りましょう。そしてこれからの人生の中でそのようなことをなさらないようにと神仏やご先祖様そして自分自身にもお誓いなさって下さい。あなたの思いやお誓いは必ず神仏やご先祖様は受け止めて下さいます。
あなたがこれからの未来も我が身の程を振り返り見つめ直しながら誠実なお気持ちで人を慈しみ助け合いながら、人としてお健やかにご成長なさっていかれますようにと心より神仏やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
人生は長い長い修行ですね、共に精進していきましょう。
質問者からのお礼
宗應様
お言葉をありがとうございました。
確かに、過ちに気付けたことを考えると、昔の自分と比べて成長していると言えるのかもしれません。
過去の過ちを二度と繰り返さないと戒めながら、これからは良い事をするよう歩んで行きたいと思います。
Kousyo Kuuyo Azuma様
お言葉をありがとうございます。
いただいたお言葉が心に響きました。
神仏様や先祖様に過去の過ちを懺悔し、傷つけてしまった人達への謝罪の気持ちを込めて、二度と同じ過ちを繰り返さないよう誓います。そして誠実な気持ちを持ちながら、これからの人生も精進して行こうと思います。