歳を重ねることへの不安があります
久しぶりに相談させて頂きます。
私は30代前半の女性ですが、歳を重ねることに恐怖や不安ばかり感じます。
きっかけは、自分の体型に関することでした。
30歳になって半年経った頃から、明らかに太りやすくなったのです。
私は甘い物を食べる事が大好きで、今まではどれだけ食べても普通体型でいられたのに、運動しても食べる物に気をつけても中々痩せず、ひたすらダイエット食品とサプリを買い漁りました。
体型が変わっていくことが耐えられず、定期的に断食する日を作る始末で、今でもそれは変わっていません。
これは歳をとったのだから仕方のないことだと頭では分かるのですが、中々その事を気持ちの上で受け入れられないのです。
相談したいのはここからです。
30代になってすぐにこれで、これから先歳を重ねてもっと色々と変化を迎えるにあたり、どのような心構えをしておくべきかアドバイスを頂きたいのです。
身近な人には言えませんが、体型が維持できないというだけで、時には死にたいとまで思ってしまい、このままさらに歳を重ねることに不安が絶えません。
変化を受け入れるには、どのような考え方をすればいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一言です。
ななさんのお悩みお察し申し上げます。
さて、体形のことですね。まずは、ご家族、ご両親の体形はいかがでしょうか。
余程の肉体コントロールをしない限りは大抵は似てきますね。それが遺伝というものでしょう。
そして、理想の体形とは、あくまで自分が納得できなければ永遠に追及し続けるものでしょう。それよりは、いかに健康体で過ごすことができるかに重点を変えるべきでしょう。いくら体形ばかりはよくても、病気になってしまえば元も子もありません。
ななさんがどのように今後、捉えていくかです。
ここは仏教的立場でお答えしますが、生・老・病・死は絶対に避けられないので、老いていくこと、すなわちいつまでも若く(体型も含め)ないというとです。
もちろん、歳を取られた方でも体形のよい方もいますが、だからと言って、それがどうしたの?とその程度でしょう。
ななさんの努力は認めますが、外見の美人より内面が美人になった方が、どれだけ幸せなのかということです。最後は自分との闘いとなるでしょう。いくら周囲が認めても、自分が認められないという苦しみに、常に戦い続けることになります。
美味しいものを食べず、常にギスギスした状態でいる。そこには幸せは求められないでしょう。
厳しい事を言いましたが、心構えをということで一言申し上げました。
質問者からのお礼
回答、ありがとうございました。
先に一番言いたい事を申し上げます、自分の体型に対する姿勢を「努力」と言っていたき、ありがとうございました。
自分で体型の変化を受け入れられず、マイナスな事ばかり考えていた中で努力を認めて頂いたことが、本当に嬉しかったです。
自分の親について、遺伝に関する点は、指摘頂きハッとしました。将来の自分として分かりやすく想像出来、なんだか目の前が明るくなった気がします。
遺伝の話を踏まえて心構えについての話も読ませていただき、「認められない苦しみと常に闘い続ける」とのことに考えさせられています。
(頭では分かっていたけれども気持ちがついてこなかったのは、もしかしたら誰かにその事を厳しく突き付けて欲しかったのかも知れません)
すぐには難しいかも知れませんが、自分を認めてあげられるよう、考え方をシフトさせよう、と思える内容でした。
迷いが生まれた時には、また読み返させて頂きます。
優しくも厳しいお言葉、ありがとうございました。